メイタタのしもべ日記

タンザニアに住むマサイの夫と遠距離中の看護師

お弁当

再就職してから早1か月弱、毎日お弁当を作っている。

病棟で働いていた時は忙しさに感けて料理をする時間を削り、化粧をする時間を削り、朝ごはんも削り、削った分の時間すべてを睡眠に充てていた。

朝は1分でも多く眠っていたい!鋼の精神でお布団に籠城し、家を出た瞬間から「今日は何時間寝れるだろう」しか考えていなかった社畜時代。

 

とにかく家に帰ってくるとバタンキューで料理を作ろう!という思考回路はショートしていた。コンビニとスーパー総菜、近所のラーメン屋さんが私の栄養源という、栄養士さんに生活指導を受けるレベルの食生活。

患者さんに食事指導できる立場ではなかった。

「塩分高くなるので、ラーメンの汁は飲まないでください。」

週7でラーメン食べてる看護師に言われても説得力ゼロ。最近食べた野菜はネギ。

 

そんな生活で、お弁当なんて作る余裕もなく日々コンビニで買うラーメンとうどんを交互に啜っていた。食べているのに栄養が偏っていたせいか、勤めていた6年間でMAX7Kg勝手に痩せた。運動も食事制限もしていないのに少しずつ減っていった。

20代の頃は痩せたらラッキー!だったが30代後半になると、どこか悪いんじゃないか?と思い受診したら結果は「健康です」だった。

 

今の職場はほとんど残業せずに5時に終業して2分後には病院を後にしている。

さっさと家に帰って野菜入りのラーメンを啜り、次の日のお弁当用にゆで卵を作る。

翌朝6時に起きて、ご飯を詰めてゆで卵と冷凍食品の唐揚げ2個と緑が欲しいので野菜のカップを1つ詰めて完成。

たった1分でできるお弁当を週5、同じメニューで食べている。特に飽きることはないのでメニューは固定、いろいろメニューを考え始めると嫌になって辞めてしまうのでこのまま続けることにする。

ティージョブズやマークザッカーバーグが同じデザインの服を着るように、私は毎日同じメニューの弁当を食べる。朝からメニューなんて考えてられないのだ、その分クリエイティブな発想が生まれるわけではないが、私の気持ちは楽になる。

 

朝何も考えず思考停止でつくるお弁当。

また来週分のゆで卵を作るべく卵を買いに行こう。