メイタタのしもべ日記

タンザニアに住むマサイの夫と遠距離中の看護師

私が働く理由

瞬きしたら6月だった。

のんびりした4月から、再就職して怒涛の5月が昨日で終わりを迎えた。

 

久しぶりの手術室で、やればなんとなく思い出すけれど勉強しなおすことが多くて脳がキャパオーバー。がんばれ私の脳、応援している。

 

とはいえ、全く知識がない訳でもないのでまだマシなのだと思う。

コッヘル、ペアン、モスキート。器械の名前は一度覚えれば変わることがない。新しいデバイスはちょっと厄介、でも基本的な操作は似ているので何とかなっている。

昔取った杵柄とはまさにこの事。若い頃の苦労は買ってでもしろと言うが、昔の頑張った自分にお礼を言いたい。

今も結構無理して働いているが、今日が一番若いんだから今無理しなくていつするの?!と自分に言い聞かせて勤労に励んでいる。

 

というのも、昼に看護師の仕事をして夜はスナックで働き、休みの日は単発バイトを入れるという無双ぶり。トリプルワーク、こんなに働いた事あったっけ?病棟勤務の時は拘束時間が長過ぎてクタクタで出来なかった。手術室は病棟に比べればまだ体力温存が出来るので、体力の続く限りは頑張って働く。

 

冬まで頑張って働いて、ロマのいるタンザニア渡航して、ロマと家族とクリスマスを祝うという目標に向かって蓄財中。

 

実のところ、私にはやりたい事があってその為に頑張って働いている。

それは4番目の妹、モニカの病気を治すこと。

彼女は14歳の女の子で、私と一番仲が良い元気で可愛い妹だ。4年前から原因不明の意識消失をほぼ毎日繰り返している。

私がマサイ村に滞在している時もほぼ毎日倒れていた。症状を見るに、完全意識消失型てんかん発作なのだと思う。色んな病院に行ったが、確定診断がつかなかった。

確定診断がつかないため、治療法も確立せず、発作が起きるたびにお祈りに行く。

お祈りを否定する訳ではないが、それでは良くならん!!

 

ならば私がお金を稼いでモニカを治せる病院に連れて行く。この発作のせいでしばらく学校にも行けてないモニカ。病気をコントロールして学校に行けるようにサポートするのが私の役目だ、と勝手に思っている。

 

袖触れ合うも他生の縁、私が出来ることは限られているけれどやれるだけやってみる。

やれっこないをやらなくちゃ。

 

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