8月がいつの間にか3日も経ってしまっていた。
7月も怒涛、怒涛の流れで押し切られてしまった。
またしてもやらなければならないことが先送りにされ、今こうして文章を書く暇があったらやったらいいのだけれども、そんなできた人間ではない。
締切は過ぎてからが勝負、テスト前にはまず片付けから入るスタイルが染み付いている。
7月も色々あった。
親知らず抜いたし、友達に会いまくったし、1年2ヶ月働いたスナックを卒業した。
親知らずは抜いて一週間になるが、まだ口腔内は少し腫れているが食欲は平常運転。
もっと食べられなくなるかと思ったけれど杞憂に終わった。
普段ほとんど外出しない私が、積極的に友人に会いまくった。
やはり会うことでしか得られない楽しさやエネルギーがあるから不思議。
真夏の蒸し暑い京都で久しぶりにあった友人は、私が初めて就職した病院で一緒に働いて居たスタッフだ。
お互い長い間会って居ないにもかかわらず、当時のまま付き合える素敵な友人。
向こうはお酒をいくら飲んでも酔わない、私はほろ酔い1缶でベロベロになれる能力がある。なのに一緒に飲みに行って楽しい、そんな関係。
蒸し暑くても、底冷えが酷くても、いつも帰りたいと思うのは京都なんだな。
そして、7月31日。
1年2ヶ月働いたスナックを卒業した。
お酒も飲めない、夜職は初めての39歳(当時)を雇ってくれた社長とママにはとても感謝している。
お客さんを呼べるでもなく、同伴できるでもなく、口座がいるわけでもない私に優しくしてくれたスタッフのみんなには感謝感謝である。
お酒0.1:割りもの9.9の割合でやってきた。
逃げも隠れもできないシャンパンの時は、飲めるスタッフがこっそり代わりに飲み干してくれた。(大丈夫っス!)と目配せしてくれるYちゃん、Sちゃんに後光が刺していた。
オープンとバッシングと掃除が私の仕事!と思っていた。別に誰に強制されたわけでも、頼まれたわけでもなく自分で探して見つけた自分のポジション。
ママは「そういう細かいところに気が付く人も必要なんよ」と言ってくれた。
私の姿勢を見て、評価してくれる人がいたこと、私はつくづく職場に恵まれている。
最終日に仲の良かったお客さんに連絡すると、お店に会いにきてくれた。
プレゼントをくれた方、ケーキを買ってきてくれた方、来店後に私が最後だと知ってわざわざケーキを買いに行ってくれた方、シャンパンでお祝いしてくれた方。
みんな、私を快く送り出してくれた。
滅多に泣かない性格だけれど、何人ものお客さんが「最後やから」って会いにきてくれたことが嬉しくて喉の奥がきゅっとなって目が熱くなって、涙が溢れた。
いろんな経験させてもらった、楽しいことも辛いことも夜の仕事の大変さも、働かなかったらわからなかった。
振り返ればもっと頑張れば良かったかな、と思ったけれどその時その時のベストは尽くしてきたので後悔はない。よく働いた1年2ヶ月だった。
この目まぐるしい日々も、いつか懐かしく思う日が来る。
未来の自分に素敵な思い出を作る、そんな気持ちで8月を過ごしたい。
41歳の8月は今しかないのだから。