具志堅用高さんの銅像があるフェリーターミナルからフェリーに乗って約15分、竹富島に上陸した。
その昔、ダイビングのライセンス(アドバンス)を取りに石垣島に来たことがあり、その時に竹富島にも寄ったことがあった。しかし、船酔いが酷く竹富島に降ろしてもらった頃には浜に打ち上げられた海洋生物のように瀕死の状態だったので何も覚えておらず、今回が実質初めての竹富島観光となった。
水牛車とレンタルサイクリングのツアーに申し込んでいたので、フェリーを降りてすぐにスタッフの人が車で竹富観光センターまで連れていってくれた。
あいにくの雨模様だったが、水牛車に乗る頃は薄曇りの天気で水牛のニーラン君(8歳)は悠々と私たちを出迎えてくれた。
ラッキーなことに前の方に座ることができて、ニーラン君のお尻を眺めながら周遊が始まった。スタッフのお兄さんの説明をかいつまんでロマに説明、ロマはふんふんと話を聞いている。
「おーバッファロー!すごい!」
やはり、牛関係はロマが喜ぶので水牛車に乗れて良かった。
屋根の上のシーサーを見て、「あれは何?」と興味津々。
守護神だよと言うと、へーすごいね〜!と各ご家庭のシーサーの表情が違うことに興味を持っていた。ただ、シーサーという単語が覚えにくいようで、あれなんだっけ?と竹富島から帰ってもしばらく私に聞いてくる。
昼ごはんを食べた時にいたシーサーが可愛かったのでパチリ。
水牛車は竹富島の中心部をぐるりと回って、狭い曲がり道もなんのその素晴らしい運転テクニックで私たちを運んでくれた。
お兄さん曰く、水牛たちは小さい時から小さい荷台をつけてコースを覚える練習をするらしい。そこで角の曲がり方も習得するんだとか。
最後の方はニーラン君の自動操縦に任せて、お兄さんの三線を聴きながら竹富の美しい景色を満喫した。
レンタサイクルを借りて、ロマと竹富島散策。
相変わらず私を置き去りに走っていく夫を見送りながら、ゆっくり海辺の方に向かっていく。
天気が良くなくてもエメラルドグリーンの綺麗な海は、堤防の上からでも様々な生き物が見えてついつい捕まえたくなる。
カニとか小魚とか、見えるとつい捕まえたくなるのは本能なのか?
若かりしころパレオという腰に巻きつける布が大流行した時に、パレオで小魚を地引網のように捕まえて魚臭くなったことが思い出される。一緒にいた友人達に「何してんの!」と呆れられたが三つ子の魂百までも、現在も変わってないことをここに報告します。
喜ぶロマ
美しいエメラルドグリーンの海を見て、星の砂の浜辺を散策して、レンタサイクルを返しに戻った。雨は小雨になったり本降りになったりを繰り返していたが、あまり濡れずにラッキーなタイミングで帰りの船まで歩いて戻れた。
道中、おじさんが山羊に葉っぱをあげていた。山羊の名はサブローといい、角が立派な山羊だった。きっとおじさんに大事にされているのだろう、毛並みの良い綺麗な山羊だった。むしゃむしゃと葉っぱを食べてすくすく育つんだよサブロー。
また違う季節に遊びに来たい竹富島。