メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

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初めてのフォカッチャ作り

チャパティとマンダジ(揚げパン)に飽きてしまった。

どっちも油っこくて、私の胃には重い。

食パンは買って次の日にはカビが生えるし、そうは言っても時々はパンが食べたいし、何かいい手立てはないだろうか。

 


無いなら作ろう。

パン作った事ないけど、YouTubeが教えてくれる。

うちにある物で作れそうなレシピを検索する。

まずオーブンなどないので

 


【フライパン パン】

 


すると出てくる出てくる。

素晴らしい!

フライパンでパンが焼ける、出来れば少ない工程がいいなあ。

 


【フライパン パン 捏ねない】

 


何でも検索すれば出てくる、最高。

その中でも特に洗い物の少ないレシピを発見したので、水のないマサイ村では洗い物が少ないに越したことはない。

人生初めてのフォカッチャを作ることにした。いざ材料を買いに街へ。

 


スーパーでドライイーストをカゴに入れて、強力粉を探す。

しかし、強力粉が英語で何ていうかわからない上、スワヒリ語でもわからない。

 


「フラワー、あの、パン作るパウダー」

 


困惑の表情を浮かべるロマと店員さん。

店員さんが「チャパティ作るならこの粉、マンダジはこっちの粉」

と教えてくれたが、私が作りたいのはパンなんです。パンはどっちで作るの???

多分、ロマも店員さんもパンなんて作った事ないからどれがパンの粉か分からず。

そもそもスーパーに置いてあるかも分からず。

まあいいや、薄力粉だったとしても作れないわけじゃない。

とりあえず作ってから考えよう。

 


翌日、朝から小麦粉、塩、砂糖、ドライイーストを測って混ぜる。

常温の水を入れて少し混ぜ、油を入れてさらに混ぜる。

水の多いレシピにしたので、これでいいのかなと思うくらいベチョっとした生地が出来た。

 


1回目の発酵20分おいて、折りたたむようにかき混ぜる。

2回目の発酵30分、また混ぜて3回目の発酵30分。

少し生地がもっちりしたかな?まだ朝で気温が低いのも関係しているのかも。

指で穴を開けて塩と油を表面にかける。

フライパンで超弱火で15分、横で見てたのにあっさり焦がしてもう片面を10分。

 


初めてのフォカッチャは、発酵が足りずに生地が膨らまず薄いお好み焼きみたいな出来上がりになった。

味は美味しいが分厚いチャパティを食べている気分。

やはり強力粉じゃないのが上手くいかない理由なのか、それとも手技の問題か。

 


太陽が昇って暖かくなってきた午前10時、2度目のチャレンジ。

薄力粉でパンを作る際は、水は少なめ、発酵も少なめ、こねる(混ぜる)のも少なめとYouTubeで知識を得て再挑戦。

 


さっき作ったレシピより水を10mlくらい減らして、あまり混ぜすぎず、太陽の当たる場所で20分発酵させてみた。

さっきとは違い、1次発酵でもうもっちりしている。

結局最終発酵ではさっきの生地の2倍くらい膨らんでくれた。

温度が原因だったのか。

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火加減を本当に消えるか消えないかの瀬戸際に設定して15分、ひっくり返すと綺麗な焼き目がついている。

そして生地が分厚い!

これはさっきより良い。

 


何回か作ってみて、いい塩梅の配合を探そう。

ロマに食べてもらったら「天才!!美味しい、これ全部食べていいの?!」

作ったものを『美味しい!』と食べてくれる人がいると料理も楽しいものだと思えた木曜日の昼下がり。

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ばくばクックさんのレシピで作りました。

美味しくて、洗い物も少なくて最高です。

https://youtu.be/7lPo74HCnng?si=O-WsGW6IDhvQHdLZ