メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

当ブログはアフィリエイト広告を利用しています

3ヶ月経過

マサイ村に来て3ヶ月が経った。

本来なら観光VISAは切れて、ここには居られないはずだが婚姻VISAのおかげで2年間はタンザニアに居られる。

 


タンザニアに3ヶ月以上居るのは初めてで、と言ってもほとんどはマサイ村に居るのであまり変化はない。

毎朝ママと一緒にチャイを飲み、晴れていたら洗濯して掃除して、インターネットが繋がる原っぱに行く。

ネットで出来る仕事を検索したり、クラウドファンディングの修正をして家に戻るとお昼。

ノバーロン(従姉妹)が作ってくれるお昼ご飯を食べて、木を切ったり草を引いたり、ブログの記事を書いたり昼寝したりシャワー浴びたりするうちに夕方になる。

妹たちが学校から帰ってきて、牛が放牧から帰ってきて夜になって晩御飯を食べて寝る。

 


なんとシンプルな一日。

しかし、水確保プロジェクト管理やなぜか突如始まった農業計画、私たちの店の管理など細々した仕事がうまく進まない。

いや、進んではいるけれど思うように行かないのがマサイ村生活。

 


来ると言っても来ないフンディ(大工さん)、パーツが揃ってるはずなのに無いって言ってみたり、作ってる最中にやっぱりアレが足りないと作業が止まったりすることは日常茶飯事。

仕事に来て全てが揃ってるのに、木陰で昼寝してた時は流石にロマも怒っていた。

 


かと思えば、来るって言ってなかったのにある朝突然トラクターが来て広場を耕してみたりする。

毎朝行われる家族会議で、昨今のウンガ(ウガリの素になる粉)が高騰しているから原料のトウモロコシを家で作ろうという決議が出たらしい。

でも、いつどうやって耕して種を蒔くかの予定はサッパリ知らないので突然やってきたトラクターに「?」。

これは私がスワヒリ語やマサイ語を喋れないから予定がわからないだけなのか…?

「いや、俺も知らんかった」

ロマも知らんのかい。

そしてお金だけはきっちり請求されるので払うしか無い。

お義父さんはロマに何やら怒っているし、ロマは呆れて帰ってきた。

「いつも何もしないのに、お金の事だけはあーだこーだ言ってくる。この共有畑の取り分だって後で絶対揉める。違う場所にこっそりウチ用で1ヘクタール畑耕したから、そこでうちの作物を育てよう。」

お義父さんとロマの関係は良好とは言い難い。

お義父さんがママや妹の世話を一切しないからだ。それに関しては私も思うところがあるが、私とババの関係はまた別の話。

 


うちの店の運用はロマに一任しているが、問屋にオーダーしたドリンクが店に届かないあるある。お金は電子マネーで振り込んでるのに、ある種類のビールがごっそりない。

もう一回運んでもらう料金はこっち持ち。

そっちのミスなのによくわからん。

 


そして往々にして繋がらないインターネット。

このブログのアップもびっくりするくらい時間がかかる時と、あっさりいける日があって波がある。

 


そういう細かいストレスが積み重なった結果、私とロマは「よし、いっぺんリフレッシュにこの村を出よう」の結論に至った。

出るって言っても、日本に戻るわけでも他の国に行くわけでもなく、タンザニア国内のどこかに1週間くらい旅に出る事にした。

まだ行き先も決めてないけど、久しぶりの旅に今からワクワクしている。

ちなみに出発日も未定、前日まで何も決まらない、それがマサイ村生活。

 

f:id:meitatanoshimobe:20250314190653j:image

急に耕された庭