マサイ村には電気が通ってないが、近隣の村や街には電気がある。
スマホやチャージャー、懐中電灯など充電が必要なときは送電されている村に行きお金を払って充電する。
一応マサイ村でも各ご家庭にソーラーパネルが設置されているが、大体はスマホを充電したらもう終わりで、夜はほんのりあかりの灯った電球の下で字も読めないくらい薄暗い中みんなで晩御飯を囲む。
昼間に充電しすぎると、夜は暗闇の中で懐中電灯かスマホのライト片手に過ごすことになる。
時々その状況に陥ってベッドのかどで足をぶつけたりするので、昼間の充電は慎重に行わなくてはならない。
大きなソーラーパネルを持っている叔父さんとババ(お義父さん)の家にはテレビがあるが、洗濯機や冷蔵庫はない。
そこまでソーラーパネルではまかなえないのだ。
先日タンガにVISAをもらいに行った時に、背の高い木が整然と生えているのを見つけた。
きっと誰かが手入れしている木で、綺麗に並んで植えられているし枝打ちもされている。
「あの木は何用の木なの?」
「電信柱用だよ。」
電信柱!
言われてみれば、道沿いの電信柱も木でできている。
まっすぐで、電信柱にちょうどいいサイズの木。
そういえば、私がまだ小さい頃は木の電信柱が残っていた。
台風が来たりすると、子ども心に電信柱が折れないか心配したものだ。
紀伊半島に位置する故郷は、台風が結構な割合で直撃するので水が止まったり、停電したり、道が崩落したりすることがままあった。
土砂崩れが起きて電信柱ごと押し流してしまうこともあり、防災無線で「復旧は未定です、土木事務所からの連絡でした。」って流れてたな、懐かしい。
いつの間にかコンクリートの電信柱に代わっていったけれど、確かに木の電信柱があって同級生は登ったりして先生に怒られていた。
タンザニアの電信柱は、人が登れないよう柱の途中に有刺鉄線が巻いてあって「危険!」と書いてある。
いつかこの電信柱もコンクリートの電柱に代わって行くのだろうか、木でできた電信柱にノスタルジーを感じた一日。
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