メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

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電子書籍の存在に気がつく

海外に居て恋しいと思うもの、日本食、お風呂、そして本。

日本食は言うまでもなく麺が恋しく、いまだに新しい麺を探して彷徨っている。

行きつけのスーパーマーケットでスタッフのお兄ちゃんが、いつも私がラーメンとプルダックポックンミョンを買っていくのを知っているので「これなんかどう?」と新たな卵麺を教えてくれた。

中国製の乾麺は四つ入りで、スープがついていないタイプだった。

これがちぢれの少ない平麺で、うどんとラーメンのハーフみたいな感じで美味しかった。

スープは鶏スープの素と味の素、醤油を入れたらそれらしい味になったので今後も新しい食べ方を模索しようと思う。

 


お風呂は諦めるしかない。

時々、水が潤沢にあるときはタライにお湯を入れて足浴をしている。

足浴だけでも体が温まるし、足の疲れが取れるのでとてもリラックスできる。

週に一度は足浴を取り入れたいところだ。

 


そして本。

私は読書というか、活字を読むのが好きだ。

今だってネット接続のほとんどがブログかXで活字を読むことに費やされている。

Xのいいところはオフラインでもそれなりにポストが読めて、消えないところ、微弱な電波でも開くところ。

他の映像媒体のSNSは「オフラインです!」と何も表示されなくなる。

オフラインで文字が読める、それだけで私の中のX株は爆上がりだ。

 

 

 

小さい頃から活字中毒の片鱗はあった。

新学期に教科書をもらうと、すべての教科書を読み漁り、特に国語の教科書は何周もした。

算数の授業中に国語の教科書を読み、先生に「今は算数だから、国語の教科書は置いておこうね。」と言われたので先生の指示に従い国語の教科書は机にしまった。

そして窓際にあった学級文庫を読み始めるような小学生だった。

家に帰ると新聞を読んだ、難しくて何が書いてあるかわからないところは辞書を片手に読んだ。

意味はわからなくても、とにかく読みたい。

両親も本をたくさん読む人達だったので、読む本には困らなかった。

 


初めて海外に長く滞在した時、日本語の本が手に入らなくて困った。

何冊か持っていった本を何度も読み返しては、もっと持ってこればよかったなあと思ったが、本は結構嵩張る。

今回タンザニアに移住する際も、1冊だけ原田マハさんのエッセイを持ってきたがすぐに読んでしまった。

 


「長い物語が読みたいな。」

 


ぼんやりとスマホの画面を見る。

オレンジ色のアイコンが目に止まった、bookだ。

そういえばエジプト旅行の時に地球の歩き方電子書籍で買ったなと思い出した。

 


電子書籍があるじゃない!

 


すごい発見!令和の世の中には電子書籍という便利なものがある。

普段から電子書籍読んでる人にとっては、何年も前からある機能をまだ使ってなかったんかい。とつっこみたくなるだろう。

電子書籍の存在は知っていたが、紙の本が好きでそっちばかりを追い求めていた。

手のひらの中のスマホで本が読めることをすっかり失念していた。

 


そうとわかればすぐに購入、町田そのこさんの「宙ごはん」という書籍を購入して読み始めた。

主人公の宙(そら)が複雑な家庭環境の中で成長していく姿と、宙を取り巻く大人たちの優しさや、狡さ、哀しさ、楽しさをその時々のごはんと絡めてストーリーが展開していく。

出てくる登場人物の魅力的な描写、美味しそうなごはんと宙の成長から目が離せない。

グイグイと物語に惹きつけられ、1日で読み終えてしまった。

もう一周しようと著者の欄を見た時に、それまで気がつかなかったのだが「52ヘルツのクジラたち」の著者だということが記されていた。

なるほど、このやさしくて悲しい、でも温かみのある文章。

どこかで読んだことがあると思ったら同一著者だったのか、今更納得した。

よし、町田さんの他の本も電子書籍で読んでみよう。

ありがとう、電子書籍を開発してくれた人!アフリカの奥地でも日本語の本が読めて、今日も私はハッピーに暮らしている。

 

 

 

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