メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

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雨季の寒さ

寒い。

ここのところ太陽が雲に隠れっぱなしで、洗濯物が乾かないし、寒くて活動低下している。

 


タンザニアは赤道付近に位置する国で、ぱっと見は温かい国に見えるがそうでもない。

マサイ村は少々標高の高い場所にあり、朝晩は冷える。

長袖、もしくはウルトラライトダウンが必要になるくらいには寒い。

確かに乾季の昼間は頭痛がするほど暑いが、思っているほど年がら年中暑いわけでは無い。

 


サファリツアーでセレンゲティ国立公園やンゴロンゴロ保全地区に行った時も、昼は暑く、朝夕は寒かった。

ウルトラライトダウンを着ても寒かったし、同じツアーで出会ったヨーロピアンも寒いと言っていたのできっと寒いのだろう。

 


「よくタンザニアに嫁いだね。」と言われる事があるが、どこにでも行けるわけではない。

私は寒さにとても弱い。

飛行機の中で半袖なんて考えられないし、長袖を着てブランケットを頭からかぶって丸まっている。

日本にいる時は11月からコタツを愛用して仕舞うのはいつも5月のゴールデンウィーク明けだった(関西圏)。

寒い場所で暮らすのは難しい。

もしこれが北欧やはたまたアルゼンチンの南端だったらちょっと考えたと思う。

 


カナダのイエローナイフにオーロラを見に行った事があるが、マイナス35度の夜は想像以上に寒かった。寒いを通り越して痛かった。

「まつ毛にマスカラを塗ってこないでください、凍って折れちゃうんで。」

ガイドさんに言われていた事が理解できた。

自分の吐く息がまつ毛に当たって、それが一瞬にして凍りついてしまう。

それがマイナス35度の世界。

目的のオーロラを見られて嬉しかったが、それを上回る寒さに10分もしないうちにコテージに戻ってしまった。

「オーロラ見に来たんだから、外に出ないと。」とガイドさんに言われるが、分かってはいるけれど凍りつく寒さにへこたれて足が動かない。

温かい場所からオーロラが見たいと切に願った。

2月は日中でもマイナス25度のイエローナイフ

ご飯を食べにお店に入ったら、みんなカナダグースの下は半袖だった。

どんだけあったかいのカナダグース?

ここに住んでいる人たちはタフだなぁと感心した。

小さい頃に近所に住んでいたカナダ人の英語の先生が「日本はあったかいね!」と真冬でも半袖半パンだったのがようやく理解できた。

寒いの基準が違うのだ。

 


今も寒い寒いとブランケットに包まっているが、ビーサンで歩けるくらいの寒さなので寒いうちには入らないのだろう。

雨季も良いけど、たまには晴れてカラッと洗濯物が乾くといいなぁなんて都合のいい事を考える今日この頃。

 

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