メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

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駆逐

我が家はいまだに未完成なので、リビングの天井がない。

天井がないので梁が剥き出し状態で、パッカリ開いた隙間から虫が入ってくる。

飛ぶやつはもちろん、見たこともない虫や、どうやって??と思うようなタンザニアオオヤスデも侵入してくる。

別に害のない虫は良いのだが、蚊とサソリは完全排除の方向で戦っている。

先日も洗濯物からまたサソリが出現し、危うく刺されるところだった。3回目は避けたい。

蚊もベープを使ったりスプレーをしたり、人間の叡智を集結させたアイテムをフル装備で戦っている。

世界中であれだけ蚊を撲滅しようと色んな企業が躍起になっているのに絶滅しない蚊ってすごい。

 

しかし、私が戦うべき相手はまだ居たのだ。

ある日起きたら壁の隅っこに黒いモコモコした土が張り付いていた。

何か分からなかったので、ロマの杖で突いてみると中からワラワラと虫が出てきた。

シロアリだ!

シロアリが至る所に巣を作るので、壊しては薬を散布してを繰り返している。

私の家の壁は、中身がその辺の泥で出来ている。庭の地面を掘って、良い感じに水を混ぜて捏ねた泥を人の手でペタペタと詰めて、その上にサラッとした泥を塗っている。

そこで終わりの家もあるが、私の家はその上に塗料を塗って白くしている。

要はほぼ泥で出来た壁の中にシロアリが住んでいて、大きくなると壁を突き破って表側に出てきてしまう。

 

まだ建てて1年も経っていないが、日々シロアリ駆除に奔走している気がする。

彼らの建築技術と速さは尋常ではないため、ちょっと2日くらい留守にして帰宅するとえらい事になっている。

見間違いかと思うような大きな巣が家の至る所に出来ている。

その都度、壊しては薬を散布しているが完全にイタチごっこ。手強い…!

壊した巣を庭に持っていくとニワトリたちが一斉にやってくる。

ニワトリにとってシロアリはご馳走なのだ、1匹残らず綺麗に食べてくれるのでそこの処理をしなくていいのがせめてもの救い。

 

今日も街から帰ってきたらこの有様。1匹残らず駆逐してやる…!

ていうか壁、コンクリート補修しようかな。

虫との戦いは続く。