メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

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日本語を教えるということ

スワヒリ語と日本語の発音は似ている。

いまだに相手が喋っている内容はわからないが、音としては全てカタカナで耳に入ってくる。

母音もあいうえおが同じだし、本気で取り組めば3ヶ月で喋れるようになる言語、それがスワヒリ語らしい。

8ヶ月目に入った私のスワヒリ語はちっとも上達しないのだけれど、なんとかなるかと思えるのはこの発音のおかげである。

 

スワヒリ語と日本語が似ている、ということは私の話す日本語もタンザニア人にとっては音としては聞き取れているはず。

現に、毎日「いただきます」と言っていたらある日ママがいきなり「いただきます」と言い、翌日は妹達も「いただきます」と言っていた。

教えたわけでもないのに自分の耳で聞き取って、自然に獲得していた。

ロマも私のよく言う日本語を覚えて真似しているうちに簡単な言葉は言えるようになってきた。

どうやら話すのは難しくないようだ。

そもそもマサイ村の家族はマー語(マサイ語)と公用語スワヒリ語を喋るバイリンガルで、それに加えてロマは英語、ジグア語、イタリア語(喋れないけど理解はしている)、叔父さん達はスペイン語、フランス語、イタリア語を流暢に喋る。

多言語話者は言語習得が早いというのは聞いたことがあるが、みんなポテンシャルがすごい。

学校に行っていないので文法やスペルミスはよくあるが、喋らせたらネイティブと互角の速さで喋っている。

10年以上英語を勉強した私のスピーキングは一体…?

 

そんなわけで、ロマに日本語を少しずつ教えることにした。

私は日本で生まれて育って日本語ネイティブ話者だけれど、教えるとなると話は別だ。

ネイティブだからこそ知らずに使い分けている文法や表現がこんなにたくさんあるのかと驚いた。

数字を教えていたら

「さっきと言ってることが違う」

と指摘された。

いやいや、何を言うとんねん同じに決まって…

違った!!

数字を1から10に数えていくときと、10から1に数えていくときの「4」と「7」。

無意識すぎて「し」が「よん」に、「しち」が「なな」になっていることに気が付かなかった。

 

「いっぷんの次はにっぷんじゃないのはなんで?」

「にほんとにっぽんの使い分け」

「こんにちは、の『は』を実際は『わ』って言うのはなんで?」

 

えぇ…?

考えて使ってないから教えるとなると自分も勉強しないと説明できない。

まさか自分が日本語を勉強することになろうとは思いもしなかった。

助詞の使い分けや、主語や目的語がしばしば省略されること、丁寧語や尊敬・謙譲語、日本語って難しい。

海外で子育てをされている親御さんは、子どもに日本語を教えたりもするだろうから本当に大変だと思う。

 

最近はひらがなを教えているが、書き順という概念がないのですごい書き順を披露してくれることがある。

あんまり覚えてないけれど私も子どもの頃はひらがなやカタカナの書き取りしてたんだなぁ。

この後に漢字が控えていると思うと、もう私の気が重い。

とりあえず喋りたいみたいなので、読み書きは置いといてスピーキングに注力しようと思う。

今日もロマの「なんで?」に答えるべく日本語を勉強するのであった。