世界で一番好きなミュージシャンは誰か?
なかなか一つに絞れない性格の私が、はっきりと言えるのは珍しいことで、アジカンとともに歩いてきた!と思うくらい好きだ。
2003年の冬。
妹が君繋ぎファイブエムを借りてきて、部屋でヘビロテしていたのが出会い。誰?ていうかこのタイトルなんて読むの?から始まって早20年。
就職するとき、家財道具を車に積んで一人でソルファを聞きながら新しい街に行ったこと。
フィジーの語学学校に通っていたとき、架空生物のブルースを聞きながらバスを待っていたこと。
オーストラリアにワーホリ行くとき、惑星を聞きながら未知の世界に飛び込んだこと。
世界一周しているとき、冷蔵庫のろくでもないジョークを聞きながらモロッコの砂漠で世界の果てを見たこと。
真冬に今はなきZEPP大阪で、当時メンバーの関係が最悪でよもや解散の危機にあったライブで新世紀のラブソングを聞いたこと。
そのあとすぐに3.11の地震がやってきて、音楽を鳴らすことが止まってしまいそうだったとき、ひかりを聞いて希望を抱いたこと。
キリマンジャロ登頂にチャレンジしていたとき、頭の中でRE:RE:が流れていたこと。
アジカンの音楽は、いつだって私が前に踏み出す力の一端になってくれていた。
この場面でこの曲聞いていたなぁと今でも鮮明に思い出せる。
そんなアジカンが明日30thシングル「宿縁」をリリースする。
また新しい世界を見せてくれる、明日も元気に生きていこう。