旅
またも秒速で過ぎ去った9月。 なんと、書いた記事数は3。 もうちょい書けたやろ自分! もはや月300時間勤労生活パターンがデフォルトになり、ブログを書く時間は睡眠に充てられてしまっている今日この頃。 日曜日とか、休みの時間もあるはずなのに時間を作…
目が覚めた。 ホロンボハットの山小屋で久しぶりによく寝たなと思う。 酸素が体に取り込まれる感覚がする。 酸素が薄いと眠りも浅くなることが今回の登山で分かった。 山小屋から出て外の空気を吸う。 ホロンボハットまで降りてきても標高3720m、富士山が37…
ついにウフルピークに到達した私たち。 時刻は朝7時28分。写真を撮ったり景色を眺めて感慨にふけったあとは下山。 たいした登山経験もないのだが、下りは大の苦手。 膝が自分の体重をうまく捌ききれない、きっと重心のかけ方が下手なんだろう。 すぐに膝が笑…
日付が変わる真夜中にキボハットを出発。 ハミシが先を導き、後ろにジョセフが付いてくれた。 あたりは真っ暗で何も見えない。ヘッドライトの明かりがハミシの足元を照らす。 彼の足元だけを見てゆっくりゆっくり進む。 「とにかく何かあったら、しんどくな…
3日目、朝8時にホロンボハットを出発。 ゼブラロックを経由して最終キャンプのキボハットを目指す。 その距離9㎞、高度は1000m上がる。高地順応のためにホロンボハットに2泊するコースもあるらしいけれど、ガイドのハミシが私の状態を見て1泊で出発すること…
2日目の朝6時半、日の出とともに目が覚めた。 体の疲れは感じず筋肉痛もなかった。 登山経験はほぼ無いといっても過言ではなかったので、日本に居るうちに出来るだけ走ったり山に登る練習をした。やらないよりはマシ!と思いながら朝5時に起きて5㎞走ったり…
瞬きしたら6月だった。 のんびりした4月から、再就職して怒涛の5月が昨日で終わりを迎えた。 久しぶりの手術室で、やればなんとなく思い出すけれど勉強しなおすことが多くて脳がキャパオーバー。がんばれ私の脳、応援している。 とはいえ、全く知識がない訳…
入山ゲートをくぐるときに、身体チェックと荷物チェックを受けた。 どうやらドローンを飛ばして、墜落するという事故があったので持ち込み禁止らしい。あとは危険物の持ち込みも禁止。 もちろん持っていないのですぐに通してくれた。 12時半に出発。 ジャン…
無事にタンザニアに入国。 キリマンジャロのふもとの町、モシに着いてClimbers Homeにチェックインして朝を迎えた。 朝からオーナーのエラストと、どのコースを選ぶか相談した。 キリマンジャロには登山ルートがおおまかに5つある、難易度と日数、料金に差が…
本日こんにゃく(5/29)の日に40歳になった。 大きなケガも病気もせず、40歳になれたことを本当に嬉しく思う。 レベル40、地球デビュー40周年、地球が太陽の周りを40回公転。 20歳までの20年と、20歳からの20年。 大人になってからの時間はあっという間に過…
タンザニアとケニアの国境に聳え立つアフリカ最高峰の山、キリマンジャロ。 昨年2022年の10月に私はこの山に登った。 10月25日キリマンジャロのふもとにある村、モシ(タンザニア)に着いた。 Booking.comで予約した宿にたどり着くまでがとても大変だった。…
ロマの家族は女系家族で、彼以外は全員女。 ロマが第一子でそこから妹たちが5人いる、みんな大変美しい。 マサイ族は一口に言うと美しい。 容姿が美しいだけではなく、マサイ族であることに誇りをもって暮らしているライフスタイルが美しい。 そんな家族に囲…
マサイ村の一日は夜明けとともに牛の世話から始まる。 夜のうちは牛を柵の中に入れて、外敵から守りつつ脱走を防いで、朝になったら柵から出して広場でしばらくリラックスタイム。 仔牛はお母さんにひっついておっぱいを飲んでいる。その横でモニカ(4番目の…
環境に適応する能力は高い方だと思う。 食べられない物はそんなにないし、地べたで寝ろと言われれば寝れるし、トイレなくて大草原でしろって言われても「わかりましたー!」と受け入れることが出来る。 あと虫に強い。が、寒さに弱い。 飛行機の中でウルトラ…
沖縄が梅雨入りしたとニュースで見た。 大阪も朝から少し雨が降っていて、傘をささなくてもいいくらいの霧雨だった。そろそろ梅雨のシーズンがやってくる。 4月はタンザニアに滞在していた。タンザニアはサバンナ気候で雨季は3月~5月の大雨期間と11月~翌2…
日本で暮らす私とタンザニアで暮らす私の彼氏。 その距離実に1万1000km、時差は6時間。 ザンジバル島で出会って半年くらいお付き合いしているが、その中で物理的に一緒に居た時間は1か月ちょっと。 meitatanoshimobe.hateblo.jp まさか自分が遠距離恋愛、タ…
マサイ村で滞在していたある日、ロマに「近くの集落で結婚式があって、夜にお祝いに行くんだけど一緒に行かない?」と誘われた。 マサイのドレスを着て、ママにいつもより派手なネックレスを着けてもらい歩くたびにシャラシャラと音を鳴らしながらロマに見て…
マサイ村に着いた翌日。 ロマのおじいちゃん(長老)に呼ばれて、御宅に伺うことになった。 長老宅に着くと、椅子に掛けるよう勧められビビ(おばあちゃん)の隣に座らせてもらった。敷地内にある家は同じような造りになっていて、土壁と藁で出来た屋根の家が…
マサイ村に着いたその日から、毎日色んな人がロマと私に会いに来てくれた。 同じ集落に住んでいる家族はもちろんのこと、普段は別の村で暮らしている祖母(第一夫人)も、ロマが初めて彼女を連れて家に帰ってきたという事で遥々会いにきてくれたのだ。 会って…
オフグリットとは、電気ガス水道などのインフラに頼らずに生活すること。 マサイ村での生活はまさにこれである。 電気はソーラー発電で、しかもそんなに精度の良いものでは無いため夜も薄暗い光の中で生活する。 スマホの充電は近隣の村までバイクで15分かけ…
しばらく更新が滞っていた理由、それは電波がなかったから。私はとても元気です。 ザンジバル島から、ロマの家族が住んでいるマサイ村まで丸一日かけて移動。 ザンジバル島を高速フェリーで出発してダルエスサラームへ、そこからバスで6時間、その後トゥクト…
これまで40カ国くらい訪れた事がある。意外にも体が弱く、環境が変わったり、少し睡眠時間が削られたらすぐ体調を崩す。 世界各国、行かないに越した事は無いが病院に行った経験でも書こうと思う。 まずイタリアで南京虫に刺されて、近所のクリニックに行っ…
昨日帰ってきたロマが言った。 「今日の夜はみんなで遊びに行かない?」 自分の中のひとり旅の掟が発動しており日没後の一人行動は禁止にしていたので、夜にどこかに出かけるのは嬉しかった。 アパートの管理人チャズとロマとマサイの友達たちで遊びに行くこ…
事故から1週間が経った昼下がり、ロマがひょっこり帰ってきた。 彼が帰ってきた時、私は朝の水泳と洗濯を終えて爆睡していたので感動の再会とは程遠かった。 「ただいま」 「…んあ?!」 ねむたい目を擦り、のび太くんみたいな3 3の目をロマに向ける。彼の足…
朝からアザーンで起きたが二度寝、しかし近所の牛の鳴き声で目覚めてしまった。 今日も今日とてビーチに散歩に出かける。 朝の時間は引き潮で、ずーーーっと向こうまで歩いて行ける。最初の岩場の所を抜ければ、あとは見渡す限り白い砂浜なのでサンダルを脱…
カチッ ブゥゥーン…天井のファンが止まる。 今日もやって参りました停電のお時間。 タンザニアは聞いた話によると主な電力供給は水力発電らしい。(その辺を歩いていた人に聞いたので真偽は不明) スマホを部屋に置いてビーチへ散歩に出た。ザンジバルに来た当…
ロマが治療しにアパートから出て行って、3日目の朝を迎えた。 事の始まりは、事故の現場検証が終わってアパートに帰って来た夕方。ロマに掛かってきた一本の電話だった。 「ここからちょっと離れたところでマサイの薬を作ってくれる人がいるからそこに行くね…
蒸し暑さで起きたら、ファンが止まっていた。今日も停電の一日になるようだ。 昨日のカーアクシデントについて、12時に警察署に来るように言われているのでロマと一緒にタクシーで現地へ向かう。 日本の現場検証的なやつかと思ったら、加害者と被害者と警察…
アパートに落ち着く事が出来て一安心。 近くのレストランでご飯を食べて、夕方からロマはマサイミーティングに行ってくると出て行った。 終わったら戻ってくるつもりだったけれど、ミーティングが思いのほか長引いたので友達の家に泊まると連絡が来たのは日…
ザンジバル島に来て3日目の朝。 泊まっていた宿は2泊だけで、その後は自炊出来るアパートに移ろうと彼と話していたが前日までに良いアパートが見つからず決まらなかった。 「何とかなるよ!」 何とかするよ、では無いところに一抹の不安を覚えたが確かに今ま…