ロマのひいおばあちゃんの話。
もう天寿を全うされて、私は会ったことがないひいおばあちゃん。
亡くなった時107歳だったとか。
確かに息子であるおじいちゃんも80代後半だけど、私よりも歩くの早い。
一番下の子まだ3歳くらいだし。
ご長寿家系なのかもしれない。
ロマの話によると、ひいおばあちゃんは病気で半身不随だったけれど、よく喋るとってもキュートな人だった。
半身不随だから、お風呂に入るのも家族の介助が必要で、いつも家族に大事にされていた。
ある日、ひいおばあちゃんが息をしていなかった。子どもたちは悲しんで、お葬式の段取りを始めた。お葬式の日を決めて、色々進めていった。
泣きながら、ひいおばあちゃんの部屋に入るとひいおばあちゃんは息をしていた。何なら喋っていた。
みんながびっくりしているのを他所に、彼女はそこから2年生きた。
2年後、彼女は息を引き取った。
子どもたちは悲しみ、お墓を掘り埋葬の準備をした。
息子(長老)の弟が、彼女の部屋に入ると何か音が聞こえる。
弟は目を疑った。
弟「お母さん、咳したんだけど!」
兄(長老)「バカなこと言うな!もう埋葬の準備は出来てるんだぞ!」
「ゴホッ」
顔を見合わせる兄弟。
「ゴホッゴホッ」
彼女は再び生き返った。
その後2ヶ月生きて、今度こそ天寿を全うされた。
この話を嬉しそうに、懐かしそうに話すロマを見て私もひいおばあちゃんに会ってみたかったなと思う。
ロマのおばあちゃん2人もとっても可愛い人たちで、言葉こそ通じないけれど2人とも私をとても可愛がってくれる。
私が会いにいくと走って「タタ〜!!!!」と迎え入れてくれる。
なんて可愛いおばあちゃんたち。
今ここで会えたこと、とても嬉しく思います。
長生きしてねビビ(おばあちゃん)!