メイタタのしもべ日記

タンザニア出身マサイの夫と派遣看護師の日常

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8ヶ月ぶりのマサイ村

ダルエスサラームからマサイ村へ帰る日がやってきた。

村の子どもたちにクリスマスプレゼントを買って、いざバスターミナルへ。

 

クリスマスの帰省ラッシュで、バスターミナルは人だらけ。ハンデニ行きのバス停にたどり着いたが、1回目のバスには乗れず次のバスを待つ。

ロマが誰かに電話して、男の人がやってきた。どうやらこの人がバスチケットを売っている人らしい。

ロマは事あるごとに電話番号を色んな人に聞く。役所の人もそうだったし、タクシーも、パスポートセンターのおばちゃんも。何かしら関わった人に電話番号を聞いていくのでどんどん連絡先が増えていく。

こっちではこれが普通なのか…?

 

バスチケットを買って、小一時間待った。

バスの席が一番前で、足元が広いし乗り降りしたすくてラッキーだった。

バスが出発する時刻を過ぎても物売りのおばちゃんやお兄ちゃんが出たり入ったりしていた。

水、チップス、ケーキ、クッキー、パン、ナッツ、充電器、スマホのカバーなどありとあらゆる物をカゴに入れて「どう?」と目の前に差し出される。お腹が空いていなかったので、何も買わずに窓の外を眺めていた。

バスの中もクーラーがかかっているのかいないのかわからない暑さで、みんな窓を開けて出発を待っている。

 

30分遅れで出発。

運転はかなりアグレッシブで、日本なら煽り運転と称される類にばっちり当てはまる。

目の前を走っているバイクを退かせるのに、車間距離を詰めてクラクションを鳴らす。

助手(?)みたいなお兄ちゃんが窓から顔を出して、手で「退いて!」と合図する。

それでも退かないんだから、すごいなあと感心してしまう。

トラックやトゥクトゥクなんかも容赦なく抜いていく。クラクションを鳴らしながらのごぼう抜き、一瞬片側二車線だっけな?と勘違いしそうになるが片側一車線である。

 

この国で運転するのは無理だ(元々ペーパードライバーだし)。そう思いながらいつのまにか眠りについた。

14:30に出たバスは、20:00にハンデニに到着した。ここから村までバイクかトゥクトゥクで1時間かかるので、今夜はハンデニに一泊することにした。

 

1泊20000シリングの宿に泊まり、蚊に刺されまくり朝を迎えた。

ハンデニの役所に寄ってから、色々買い揃えてロマの運転するバイクで村へ。

1時間、未舗装の道をバウンドしながら久しぶりのマサイ村に帰ってきた。

 

ママが走ってこっちに来る。

めちゃめちゃいっぱい話しかけてくれるけど、何もわからない。ただただ、久しぶりの再会を喜んでくれているのがわかる。

妹たちも同じだ。

やっとたどり着いたマサイ村。

隣近所の人たちも挨拶に来てくれた、長老にも挨拶しに行って日本のお土産を渡すと大層喜んでくれた。

長老の首からはいつも袋がぶら下がっていて、かなり痛んでいたのでユニクロで新しい巾着を買っていった。それがとても嬉しかったらしい。

次の日、早速首には新しい巾着がぶら下がっていた。

 

次回、お土産は何が一番喜ばれたか。

私が思うランキングを載せようと思います。

 

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前回私を怖がって寄ってこなかったケニーが一緒に遊んでくれるようになった!