五月晴れのGWに比叡山に登ってきた。
初めての比叡山!
今まで登った山リストに追加。
金剛山、六甲山、玉置山、プーンヒル(ネパール)、サンダクフ(インド)、キリマンジャロ(タンザニア)、比叡山←New!!
メンバーは世界一周の相棒エマちゃんと旦那さん、そして私の3人。
京都の修学院駅からスタートして、濃ゆい新緑の山に分け入っていく。
ゆるい坂道を川沿いに上がっていくと、鬱蒼と茂った山の中の小道につながっている。
土の匂いと微かに香る花の匂い、下を見るとすみれ色の花びらが落ちている。
3人で話しながら山道をゆっくり進んでいく。青々とした木々と、山の斜面に咲く山ツツジを楽しみながら歩いていると美しい藤の花が咲いていた。
先ほどの落ちていた花びらは藤の花だった。
近くに行くといい匂いを放っている、京都植物園の藤棚は圧巻だが山の中で見る藤の花もとても美しかった。
11時過ぎに山頂に着いたので、3人で写真を撮った。
思い返せば2014年、私とエマちゃんは世界一周旅の真っ最中で、後のエマちゃんの伴侶となる人にトルコのイスタンブールで偶然出会い、その後3人でネパール旅行に行った。ネパールのポカラからトレッキングでプーンヒルに登り、山頂で3人で写真を撮った。
あれから10年、3人で比叡山の山頂で当時と同じポーズで写真を撮ろう!と今回の登山を計画したのだ。
2人はフランスに住んでいたので、コロナの時は長い間会えなかった。そうでなくても、日本とフランスは遠いので私がフランスに会いに行ったのは10年のうちたった一回だけだった。
10年経った今でもこうして仲良く遊べることがとても嬉しい。
山頂で男性に頼んで写真を撮ってもらった。
「実は10年前と同じ構図で撮りたくて、こんな感じでお願いできますか?」
「いいですよ、これどこですか?」
「ネパールの山で撮ったんです」
「ネパール!!」
このやりとりだけ聞くと、私たちがすごく登山好きで海外にも行きます!みたいに聞こえるかもしれないが断じてそんなことはない。
旅先で軽い気持ちで山に登って、数日続く筋肉痛に身悶えた記憶。
でも、10年前より山に登るのが楽しいと思える今日この頃。
同じポーズで写真を撮って、10年前に撮った写真と見比べてみる。
変わったような変わってないような。また10年後にどっかの山で3人で撮りましょう。
途中の関所で係の女性に呼び止められ、ここから先にあるお寺は拝観料がいる趣旨の説明を受けるが何しろ彼女が「トーカイシゼンホドー」を連呼するのでそっちに意識が行ってしまい説明が入ってこない。
「調べてきてないんですか?」
すみません、知りません…まずトーカイシゼンホドーがカタカナで聞こえちゃってる時点で話が噛み合わない。
若干呆れ顔の女性の話を最後まで聞き、なるほどお寺などどこにも寄らずに下山したらいいのか!と理解するには少々時間がいった。
下山途中の坂本ロープウェイ乗り場のベンチでお昼ご飯。
お昼はエマちゃんがお弁当を作ってきてくれたので、ワクワクしながらおにぎりをいただく。じゃこおにぎりとひじきおにぎり、卵焼きにウインナー!
外で食べる最高の昼ごはん。
お腹もいっぱいになり、少し肌寒い木陰をそろりそろりと降っていく。
毎回思うが、上りより下りがしんどい。
時々滑りながらなんとか比叡山の麓まで降りてきて、JRで京都駅まで帰った。
ゴールデンウィークの京都駅は人人人ですごい賑わい。
3人でポルタに行ってパフェを食べて帰宅。
楽しい登山でした!