メイタタのしもべ日記

タンザニアに住むマサイの夫と遠距離中の看護師

8年間使ったリュックが壊れた

今朝いつも通りにリュックを背負って職場に行き、更衣室でリュックの外ポケットを開けた瞬間にチャックの金具が音もなくちぎれた。

 

遡ること8年前。2015年の1月に世界一周旅行を終えて日本に帰ってきた私はあまりにもみすぼらしいバックパッカーだった。

バックパッカーをしていた時は、すっぴんでボロボロの服とカバンでもなんら気にすることはなかったのに、いざ日本に帰ってきて就職活動となると急に恥ずかしくなったのだ。みんな綺麗な恰好でちゃんと化粧もしているなかで、日本人だと思われないくらい日に焼けていた私。

「恰好はちゃんとしなければ!」と形から入るタイプなのでランバンオンブルーの黒いリュックを2万円くらいで購入した。

 

すぐに就職は決まり、2月からそのリュックを背負って働き始めたのが今働いている病院だった。

あれから8年もこの黒いリュックを使い続けて、ついに金具が壊れてしまった。8年間割る2万円と思えば年間2500円、元は十分すぎるほど取れたと思う。買ったときに働いていた病院で壊れるなんてこれも買い替えのいいタイミングなのかもしれない。でも長年愛用したこのリュックとサヨナラするのはさみしいし、かといって同じ型のリュックを買うのもなぁ。

 

新しいリュックを探し始めたが、なかなかコレがいい!という決定打が出ない。

見た目、機能性、背負い心地。長い付き合いになるからこそ、悩みは尽きない。悩んでいるうちにいっそ買わずに過ごしてみるのもいいか?なんて思い始めてしまった。

無くてもきっと暮らしていける、しばらく無しで様子を見てみようと思う。いざとなればアフリカ縦断に持って行った大きいほうのリュックでもいい。なんとかなる。

 

8年間これの黒にお世話になりました、ありがとう。