沖縄が梅雨入りしたとニュースで見た。
大阪も朝から少し雨が降っていて、傘をささなくてもいいくらいの霧雨だった。そろそろ梅雨のシーズンがやってくる。
4月はタンザニアに滞在していた。タンザニアはサバンナ気候で雨季は3月~5月の大雨期間と11月~翌2月までの少雨季に分かれている。大雨期間だったので、滞在の半分くらいは雨が降っていた。
日本から持参したモンベルの超軽量折り畳み傘が大活躍、と思いきや途中でお店に忘れて取りに戻った時にはもうなかった。5000円もしたのに!まあいいか、誰かの役に立ってますように。
雨の降り方は日本で言うところの「ゲリラ豪雨」に似ていて、ザーーーっと降ってサッと止むの繰り返し。
ある日の朝、シトシトと雨が降っていたので傘をさして歩いていた。しかしすれ違う人は誰も傘をさしていない。お店で傘を売っているのを見たので、ないわけではないが結構降ってきてもみんな頭に布をかける程度で普通に歩いている。
「雨降ってるのに傘ささないの?」とロマに聞いてみた。
「そんなに強い雨じゃないからね。」
日本だったら100%傘さしてるレベルの雨は、タンザニアでは小雨に分類されているようだった。
マサイ村で朝から豪雨に見舞われたときは、子どもたちが学校に行けなくて小雨になるのを待って登校していった。もちろん傘はなし。そもそも傘があるのかどうかすら分からなかった。
雨宿りしながら南の島のハメハメハ大王の歌詞を思い出した。
南の島の大王は
子どもの名前も ハメハメハ
学校嫌いの子どもらで
風がふいたら遅刻して
雨がふったらお休みで
ハメハメハ ハメハメハ
ハメ ハメ ハメハメハ
雨が降ったら、本当に学校に行けないのでこの歌詞はあながち嘘ではない。
雨が小やみになった時を見計らって学校に行ったけれど、その数十分後に激しい豪雨になったので子どもたちが無事に学校に行けたか心配になった。道は未舗装のため雨が降ったらぬかるみがあちらこちらに出来るし、学校までかなりの距離があるので小さな子は大変だ。みんながノートを薄いビニール袋にくるんで持ち運んでいた理由が分かったのもこの日だった。
次にマサイ村に行くときは傘とレインコートをプレゼントしよう。濡れずに学校に行けるように。