メイタタのしもべ日記

タンザニア出身マサイの夫と派遣看護師の日常

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旅の醍醐味

環境に適応する能力は高い方だと思う。

食べられない物はそんなにないし、地べたで寝ろと言われれば寝れるし、トイレなくて大草原でしろって言われても「わかりましたー!」と受け入れることが出来る。

あと虫に強い。が、寒さに弱い。

飛行機の中でウルトラライトダウンはマストアイテム。周りの外国人たちは半そでなのが信じられない。

今日も手術室の中で長袖を着ているのは私含め2人くらい、信じられないくらい寒い手術室で今日も保温庫にひっついて手術の進行を見守った。前世は爬虫類だったのかもしれない。

 

オーストラリアでもフィジーでもタンザニアでも日本と異なる文化圏で暮らしたことがあるが、なんでか私の周りには私を助けてくれる人たちが集まってくる。

オーストラリアに住んでいるときに、家主が酔っ払ってFワードを乱発。挙句出ていけと放り出された時も助けてくれる救世主が現れた。

 

彼女は日本人でオーストラリア人の旦那さんと3人の子どもたちと一緒に住んでいた。放り出されて途方に暮れた私を家に招いてくれて、ご飯を振舞って泊めてくれた。

3人の子どもたちと一緒にプールにも連れて行ってくれてお金もぜーんぶ出してくれた。さすがにプールの料金くらいは払いたかったので旦那さんに申し出ると「メリークリスマス!」と言って受け取ってくれなかった。ちなみに春だった。

 

1週間もお世話になって、もうこれ以上居候するわけにはいかない!

「タタさえよければ、ベビーシッターになって住み込みで居てくれてもいいのよ。」

なんて懐が広いんだ。どこの誰かもわからん人間を、ベビーシッターで雇ってくれようとするなんて…

「私がすごい極悪人で、朝起きたらお金盗んで消えてたらどうするの?」

「そんなのちょっと喋ったらわかるよー!」

大笑いして一蹴された。ちょうど10年前の出来事。

 

世界のどこに居ても、助けてくれる人がどこからともなく現れる。

もちろん騙してくる人もいるし、トゥクトゥクのドライバーとは大体もめるし色んな人が居る。それも含めて、いろんな人に出会うのが旅の醍醐味。

世界は随分と狭くなって、気軽に外国へ行ける時代に生まれたことを嬉しく思う。コロナで身動きが取れなかった3年間、やっと出られる時期になったので是非ともこの夏は海外旅行に行ってほしい。

 

みなさんはどこに行きたいですか?

今までで一番遠かった場所。