メイタタのしもべ日記

タンザニア出身マサイの夫と日本人妻の日常

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私が旅に出る理由

今年やりたいことを書き出してみた。

頭の中で考えるより、外にアウトプットするのが大事らしい。

100くらい簡単に書けるかなと思ったら、これが意外と書けない。

おもんない大人になったもんだ。

 

とりあえず書けるだけ紙に書いてみた。

自分の思考が紙にばらまかれた状態を俯瞰するのは面白い、できるかできないかはさておき、その紙を眺めるとワクワクする。

繰り返しの日常に慣れてしまうとワクワクしなくなる。

安定と引き換えに失うワクワク。

 

仕事があって、ごはんが食べられて、帰る家があって、暖かいお風呂に入れてふかふかのベッドで眠れる。ICOCAをかざして時間ぴったりの電車に乗って、道に迷わず職場に着ける。

こんな安定した生活があるのに、なぜそれを放棄して危ないといわれても一人で海外に出ていくのか。大学病院の手術室を辞めて海外に出ていくときにも少なからず言われたセリフ。

「どうしてそんな良いキャリアをわざわざ捨てるの?」

 

大学病院で得た知識やスキルはそのあとどこの病院に行っても役に立ったし、私の看護師人生の骨格となって今も私を支えてくれている。どこで働こうが、自分が資本なんだから場所は関係ない。

話が逸れてしまった、私はなぜ旅が好きなのか。

 

魔法陣グルグル1巻でおばばがニケとククリに言うセリフ。

「居心地のいい場所を離れ広い世界で冷たい風に触れよ!それが始まりじゃ!」

 

海外に行けば、もちろん自分の居場所などない。

言葉も違う、文化風習宗教何もかも違う。

湯舟には浸かれない、なんならお湯が出たり出なかったりするしWi-Fi遅すぎるし停電?日常の一端でしょ?みたいなことも往々にしてある。電車はストで来ないし、ボラれるし、騙される、道に迷う。

困ることが圧倒的に多い。それが最高に楽しい。

 

自分の力でなんとかしなくてはいけない。

そこで得た経験、それらが自分を創っていく感覚、安定した日常では感じられないワクワク。

見たことのない景色、暑さや寒さ、匂い、出会う人々。

一回しかない人生、体験できることは全部体験したい!なぜこんな思考になったかは長くなるので別の機会に。

 

とにかく今年はアフリカに戻りたいので、社畜として今日も明日も働くのみ。

目標のある労働は耐えられる。