2月某日、近所のお店前で飼われていた金魚が居なくなってショックを受けていたのだが、昨日の夜見るといた!!
仕事帰りに何気なく池を覗くと、赤い金魚がいるではないか。先日まで空っぽだった池に3匹の赤い金魚がプリプリと尻尾を動かして水面をゆらゆら揺らしながら悠々と泳いでいる。
大通りの面している店の前にしゃがみ込んで金魚を眺めていたら背後にヒトの気配を感じた。「金魚を狙う不審者〇〇町で出没」と不審者情報あたりに掲載される恐れがあるので、何事も無かったかのように立ち去った。
金魚といえば、小学生の頃「きんぎょ注意報」という漫画があった。
なかよしで連載されていて、主人公わぴことピンク色の空飛ぶきんぎょのぎょぴちゃん、ぎょぴちゃんの所有者千歳お嬢様と動物たちが巻き起こすギャグコメディ。
きんぎょ注意報を見て子どもの私は思うわけです、私もぎょぴちゃんが欲しいと。両親に金魚を飼いたいと相談した途端に断られた。当時犬を飼っていて、犬の世話もちゃんとできないのに金魚なんてもってのほかだと、至極まっとうな理由で断られてしまった。
たしかその夏、サワガニを飼う!と意気込んでバケツに入れて日陰に置いていたが、お日様というのは刻々と動くわけで、そのリスクアセスメントができなかった故に一日で茹でガニにしてしまった前科があった。そのため両親は私が生き物を飼うことに対して高いハードルを課してきた。
大人になって、金魚を飼える環境になったけれど、人が飼っている金魚をたまに覗くぐらいの距離感が良いのかも。たまに会う孫を見るおばあちゃんの気持ち。