メイタタのしもべ日記

タンザニアに住むマサイの夫と遠距離中の看護師

停電と現場検証とカードが止まった日

蒸し暑さで起きたら、ファンが止まっていた。今日も停電の一日になるようだ。

 

昨日のカーアクシデントについて、12時に警察署に来るように言われているのでロマと一緒にタクシーで現地へ向かう。

日本の現場検証的なやつかと思ったら、加害者と被害者と警察官の三者話し合いの場を設けて、どちらに過失があったのかを調べるらしい。しかも道端で。なんなら加害者が遅れて来たため30分待っての開催となった。

 

私は離れたところで待っとくように言われたので、距離をとってやり取りを眺めていた。

暇そうにしている私に、同じく暇そうにしていた警察官が話しかけてくる。

「どっから来たの?」

「日本だよ。」

「何歳?」

「40歳になるよ。」

「俺は44歳。」

「へえ。」

暇を持て余した人々の会話は内容が無さすぎて、早々にお開きとなった。

 

事故を起こした車が置いてある、フロント部分がごっそり抜け落ちてナンバープレートが斜めにぶら下がっている。この破損でよくあの怪我で済んだなぁと感心しているうちにロマが戻って来た。

「あっちが謝罪して、お金払って終わり。」

見ると手に紙幣を握りしめている。その額50000シリング、日本円にして3000円弱だ。昨日今日のタクシー代で消える金額。

「警察が中抜きするんだよ。終わったから早く帰ろ。」

車に撥ねられて3000円渡されて「ごめん!」って言われて終わり?!私の表情を見て察したらしく、ロマも肩をすくめてみせる。

これ私が事故に遭ってもおんなじ感じなのか、それとも外国人だからもっとちゃんと検証するのか…ともかく事故には遭わない方が良い。昼間でこれなら夜は出歩かないに限る。そして保険は絶対入ることがタタ家の教訓に上位ランクインした。

 

帰りにスーパーに寄って食材を買った。

あれ、カード使えない。帰ってアプリ見てみたら、まさかの残高不足で引き落とせなかった様子。

カード作って十数年、今まで一度も引き落とせなかった事ないのに出国前にろくに確かめず他の口座に移したからだ。うっかりしていた。

帰ったらまだ停電していた。もうやめて、バッテリー残量は0よ!!

Wi-Fiも切れているのでブログも更新できず。

こんな日もある、ハクナマタタ。