ついにタンザニアに再訪する日がやってきた。
4月末に帰国してから、長かったカウントダウンが終わりを告げた。
2日前にスナックを、1日前に手術室の最終出勤を迎え中1日も空けずの出発。
スナックでは、私が最終日だと聞いて来てくれたお客さんがなんとシャンパンを入れてくれた。
雨の中、私に会いに来てくれただけでも嬉しいのにシャンパン。
人生初シャンパン。お酒飲めないんだけど、嬉しかった〜良いお客さんとスタッフに恵まれて、最後まで楽しかった。
手術室は最終日が待機勤務で外科の先生に大笑いされて「夜中3時に呼ぶわ!」と最後までわいわい楽しく働いた。
私がタンザニアに行く事を知らない先生方は「これからどうするん?」
「タンザニア行きます」
「タンザニア?!?!?!なんで?」
通りがかった外科の先生「タンザニアにマサイ族の彼氏おんねん。会いに行くんやで!」
「え?え??マサイ???」
皆目を丸くして同様の反応。
そりゃそうなるか。
最後に手術室のスタッフから、色紙のプレゼントいただいて嬉しかった。
短期間の非常勤職員なのに、こんなに良くしてもらって私は幸せ者である。
向こうは灯りがないからってソーラーパネルランタン貰ったり、一年生にお世話になりましたって夫婦箸貰ったり。
私が好きだからってコーラ5本くれた子と、ローソンのいつも食べてるスイーツいっぱい買ってくれた子。主任さんはリップくれてお手紙まで入ってた。
みんなありがとう!泣きそう!
出発の日、今までになく何にも用意ができていない。
お土産だとかプレゼントだとかを買い揃える暇がなかった。
朝から整形クリニックを受診して痛み止めを貰い、しばらく留守にしますって先生に言ったら
「どこ行くの?」
「タンザニア」
「?!」
そのやり取りを医療事務さんがカルテに打ってる姿に笑ってしまった。
その足でマツパを当てて、お土産を買い家に帰ってシャワー浴びて大急ぎでパッキング。
9kgのメインのバックパックを背負い、外貨両替に走りレートの高さに愕然とする。でも必要なんだから仕方ない。
ロマのスマホが壊れたので中古のスマホを2秒で選び空港行きの電車に飛び乗った。
国際線は3時間前に着かなきゃ行けなかったのに微妙に遅刻。
セルフチェックインを機械で試したら「出来ません、カウンターにお越しください」。
嫌な予感がする。
「タンザニアからのリターンチケットが無いと入国できません、今ここで取ってください」
色々な事情があって、復路のチケットを取ってなかったのが裏目に出た。
それさえあれば、入国ビザだって申請できたのに〜!
とりあえず1月末くらいのフレキシブルオプションを付けたチケットを取って事なきを得たけど18万円!!高!!
準備はちゃんとしないと行けないことを学んだ(何回目?)。
そんなこんなで私は今イランの上空を飛んでいます。今回のフライトもどこを経由するかちゃんと調べてなくって、勝手にエチオピア航空だと思ったらカタール航空だった。
ドーハ経由でタンザニア行きます。
無事に入国できますように!
ロマとの再会まで残り数時間。