メイタタのしもべ日記

タンザニアに住むマサイの夫と遠距離中の看護師

ダーリンはマサイの人

私がザンジバル島にやって来た理由は、お付き合いしている彼に会いに来たからだ。

 

こう書くとキャッキャウフフな感じで大変楽しそうだが、4/2にザンジバルに着いて今日に至るまで平穏な日はなかった。いや、着く前から大変だった。

えーっと、まず私と彼の出会いは昨年11月に遡る。ザンジバルに旅行で訪れていた私は海辺で一人遊んでいた。海ヘビみたいな生物を見つけて、捕獲しようと頑張っていた時に「何してるの?」と現れたのが彼だ。彼も一緒に手伝ってくれたが、海ヘビはするりと沖に逃げてしまった。

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その後、「あっちにヒトデがいるよ。」と誘われたのが始まりでそれから私がザンジバルを去るまでの1週間、毎日一緒に居た。

 

帰国してからもメールのやり取りとテレビ電話でつながっていた。ちなみに共通言語は英語(私のヘラヘライングリッシュ)。

タイトル回収になるが、彼はマサイでテレビでよく見た赤い服(マサイシュカ)を纏いびっくりするほど高くジャンプ出来る民族だ。

まさかそんな人と関わる未来は想像していなかった。

 

話を戻そう。

ここに来るまで、遠距離恋愛をしていたのだけれども大変だった。そりゃ遠距離はなんでも大変だとは思うが、思ってたんと違う、違いすぎる。まず、安定したインターネット回線は無いので毎日連絡が取れるわけではない。彼の持っていたスマホは古めかしく、ビビるくらい不安定でアプリはよく落ちていたし、電源も落ちていた。

何日も連絡が取れない日もあった。最悪の事態を想定して「お星様になっちゃったんかな」と心配した事もある。

数日後「スマホ壊れて、自分で修理した。」そんな事出来んの!すごいな。

 

ザンジバルに行くことが決定して、着いてからどこで会ってどこにステイするか決めたかったのにまた音信不通。

仕方ない、現地についてから考えようと思ったら成田空港でフライト待ちしている時に知らないマサイからmessengerが届いた。

「タタ!僕だよ!ザンジバルに何時につくの?」

ギリギリセーフ、いやギリギリすぎんか?

どうやら村で牛を追っている時に森の中にスマホを落としたらしい。友達のアカウントを借りて私に連絡してきたのだ。持つべきものは友達!

 

こうして無事にザンジバル空港で再会を果たした私たちだったが、更なるアクシデントに巻き込まれるのであった。

刺激的過ぎる毎日。次回に続く

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