メイタタのしもべ日記

タンザニアに住むマサイの夫と遠距離中の看護師

当欠の穴を埋めるのは

先週はなかなかひどい一週間だった。

本職の手術室勤務が忙しくて、3日間待機をした。

夜中に呼び出されることはなかったのが不幸中の幸い。

 

こじんまりしたうちの職場はとにかく体調不良者が多い、常に朝礼で欠勤者のお知らせがとんでくる。

いままで働いた職場でピカイチの欠勤率。

コールセンターはバイトだったから当欠多くても納得だったが、常勤でこれはひどい

年休もリフレッシュ休暇も使い切って欠勤になってるスタッフがいるなんて、前職場で数十日年休消化できずに退職した私からしたら信じられない。

10人ちょっとのスタッフで2人も3人も休んだら病棟だったら回らんぞ…

 

他人のことを責めても仕方ない、残ったスタッフで手術を回していくしかない。

真面目なスタッフが割を食う、なんだか社会の縮図のようだ。

手術室は全部で3病院勤務したことがあるが、最初に働いた病院がいかにきっちりしていたか今にして思う。当初は「これが常識」と思っていたが、いろいろ行く中でめちゃめちゃきっちりかっちり教育されたんだなと思う。

そしてそのことに感謝している。最初に基本をしっかり固められているので、そこが揺らぐことはない。正直、今は派遣なので新人教育もしなくていいし、孫をみるような感じで緩くしているが言いたいことはたくさんある。

ここはこういうやり方なんだから口をはさむのはやめよう、と思う反面ここ以外の手術室で働くときに苦労するんだろうなとも思う。

そして戒めとして自分も合間に勉強するようにしている。医学は日進月歩、勉強しなければ取り残される。

知識は患者さんを守る盾にもなるし、自分を守る武器にもなる。

そうやって教えてくれた先輩を思い出す。

 

先日、スタッフが研修会の資料作成をしているのを横で見ていたがウン十年前の教科書を参考文献にしていて度肝を抜かれた。

いくら教科書といえど、この数十年で薬も変わってるし手技も変わってるし化石みたいな教科書の知識をみんなに共有するの???

もう考え方が違いすぎて、やっぱりここは派遣で短期間いるか引退後に来る場所なんだと腹落ちした。

 

12月まで派遣期間延長したので、あと90数日。

待機が多ければ多いほど給料アップ、金の亡者モード継続。