近所の小学校のプールに水が張られる季節になった。
今日も帰宅して3時間ばかり夕寝してしまった、あんなにガツガツ働いていたのにもう自堕落生活モード突入。
そんなことしている間に季節は巡り、早いものでもう6月も終盤。
小学校もプールを準備して夏に備えている。
高校、短大と水泳部に在籍していたのでプールをみると「もうこの時期は泳いでたなぁ」「みんなガタガタ震えてたなー」と数十年前のことが昨日のことのように思い出される。(自分はマネージャーだったので、震える選手にバケツの湯をかける係だった)
私は紀伊半島の山奥で育ち、小学生の夏休みは川で泳ぐ毎日だった。
今思えば、子供だけで川に谷に遊びに行ったのはデンジャラスすぎる。
何度か溺れそうになり、また高所から転落や岩にぶち当たるといったアクシデントを乗り越えて無事に大きくなれたことが不思議だ。
一応、「小学3年生以上」「3人以上」「腰紐をつける」の3点が守られれば川に遊びに行っても良いと学校側が提唱するルールがあった。
腰紐、という物をご存じだろうか?
読んで字の如し、腰に巻く紐のことである。
小学校のプールびらきの持ち物に入っている腰紐、各ご家庭で作成して授業に持参しなければいけない代物である。
色は赤、なぜなら見つけやすいから。
溺れた時に介助者が腰紐を掴んで救出するための「命綱」それが腰紐。
川に3人以上で行く理由は一人が溺れたら、一人が大人を呼びに行く、もう一人は沈んだ場所を見ておく。
最後に大人がきたら腰紐を掴んで引き上げる、というシナリオ。
こんなのうちの村以外でやってるとこあるんか?中材のMさん(60代後半)に聞いてみると「昔、あったよ」…!!
なんと、大阪市内の都会でも腰紐があったのだ。
ということは地域じゃなくて年代なのかもしれない。
グーグル先生で腰紐を調べても、着物関連の腰紐(コーリンベルト)しか出てこない。
もし腰紐についてご存知の方がいらっしゃいましたらコメント、またはいいねでお知らせください。