お酒もタバコもやらないが、パチンコはする。
どうもパチンコを打つ外見には見えないらしく、「え、意外。」というのが大半の反応だ。
25歳くらいまでパチンコ屋に足を踏み入れた事もなかったが、村の幼馴染が「パチンコ知らんなんて人生半分損してる」というので爺ちゃんの葬式の後にパチンコに1人で行ってみた。
やり方がさっぱりわからないので、ケータイで幼馴染に遠隔レクチャーしてもらった。
「左の上にお金入れるとこあるから、札を縦に入れて貸玉っていうボタン押すんや」
初打ちは海物語、なんと1000円でキタ。玉がいっぱい出てくるし、溢れそうだし確変の意味が分からず、店員さんに「今これどういう状況ですか?」「良い感じです!」玉抜きしてもらい何も分からぬまま、ビギナーズラックで600円勝った。
そこから、CRエヴァンゲリオンシリーズにハマってしまい〜奇跡の価値は〜から最新台まで大体打った。もらったお給料を2日間パチンコに費やし全部失った事もある。
「師長さん、今月のお給料全部パチンコで無くなっちゃいました。」
「え…?!」
しばらくみんなにご飯を食べさせてもらい、生きながらえた。朝から晩までパチンコを打ち、「私、パチプロになりたいです!」と師長さんに相談して止められた。結局腰が痛くなりパチプロには成れず、ただのパチンカスが出来上がったのだった。
激アツシーンを写真に収めて眺めていたが、スマホのデータ量を圧迫し始めたのでFacebookに移植することにした。
自分のみ公開のつもりが友だちまで公開になっていたようで、私がパチンカスだと知らない知人から「Facebook乗っ取られてませんか?」とメッセージを頂いた。
あまり近しい仲では無かったので「本当ですね、教えてくださりありがとうございます。」とシラを切ってしまった。
間違いなく私がアップした激アツ画像の数々。言い出せずにすみません、あれ間違いなく私のコレクションです。
この激アツシーンの数々が見たくてパチンコに200万円近く溶かした事を、後悔はしていない。反省はする。