メイタタのしもべ日記

タンザニア出身マサイの夫と日本人妻の日常

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束の間の安息〜ザンジバル島編〜

アザーンで目覚める朝。

ザンジバルに住んでいる人は9割がムスリムの人々なのでアザーンが流れてくるのだ。

エジプトに引き続きアラームのように流れてくるアザーンを聞いて二度寝

 

母はすっかり元気になっていた。恐るべし脱水。

処方してもらった薬を飲んで、下痢もピタッと止まったらしい。

昨日病院を出る際に、一応確認のため検便の検査カップをもらっていたので検体を採取してもう一度病院に提出に行った。

月曜日の朝、病院は人がいっぱいで検体をどこに出せばいいのかウロウロしていると大柄な男性職員が「どうしました?」と声をかけてくれた。

事情を話すと検体を出す場所まで連れて行ってくれて、その後にロマに何かスマホを見せて話している。

「どしたん?」

Googleマップでこの病院のレビュー書いてくれって言ってた。」

 

病院でGoogleのレビューをお願いされたのは初めてだった。

夫が書いたレビューを見ると、「診察してくれた医師がよかった。」とシンプルなレビューが表示されていた。

実際、診てくれた医師はとても親切だった。

このレビューを見てこの病院を選ぶ患者さんが増えるんだろうか?少々の疑問は残るが何はともあれ口コミ大事。

少し待っていると、検査結果の説明があるとのことで診察室へ通された。

便から何かしらウイルスが検出されたため、処方された薬は飲み切ってくださいとのことだった。血液検査の結果も炎症反応が少し高く出ていたが、そのほかは特に問題なくマラリアもマイナスだった。

やはりマラリア発生地帯、除外診断のためにマラリア検査することが一般的なのか。

マラリアに関する知識が乏しいので勉強しないと!

 

元気になった母とストーンタウンを散策。

ちょっと覚えたスワヒリ語を駆使して値段交渉に出る。

「エルフモジャ!(1000シリング=60円程度)」

「何言ってんの?!!お店潰れちゃうよ!!エルフタノ!(5000シリング)」

英語で値段交渉してもなかなか下がらないが、ローカルプライスに近づけるのはやはり現地の言葉。

母が探していたキテンゲ(アフリカ布)も手に入り、ルンルンでホテルに戻った。

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無理は禁物、夜は母を休ませてロマとフォロダニを散歩。

たくさんの屋台があって、猫がおこぼれを狙ってニャーニャー話しかけてくる。

「かわいいね。」

ロマに話しかけるが、反応が乏しい。

母が良くなったと思ったら今度はロマがなんだかぼーっとして活気がない。

昨日から食欲もなく、何度も戻しているし病院に行こうと誘っても嫌がる。

嫌な予感しかないが、本人が納得しないと治療も始まらないので様子を見ることにした。

束の間の安息を貪るように、宿に着いたらすぐ眠りに落ちてしまった。

 

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フォロダニの猫はよく喋る。