メイタタのしもべ日記

タンザニア出身マサイの夫と日本人妻の日常

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タンザニアへいざ出発

ついにタンザニアに移住する日がやってきた。

お昼は母がお寿司を買ってきてくれて、ちょっと早いクリスマスケーキも用意してくれた。

結局猫の輸入許可が降りず、今回は一緒に行くことを断念。また来年帰ってくるのでその時に一緒に行こうねとメイタタに喋りかけたが、「なんのこっちゃ?」という感じであくびしている。母と一緒に元気でいてね。

 

関西国際空港から今この記事を書いている。

私が乗る飛行機が目の前に着いて、飛行機の誘導、燃料の補給や荷物の移送、清掃などがテキパキと行われていく。

もちろん、パイロットや客室乗務員の方には感謝しているが、グラハン(グランドハンドリング)あっての安全な空の旅だということをいつも感謝している。

私も手術室看護師としてたくさん患者さんに出会ったが、患者さんから直接の感謝を受け取ることはない。麻酔効いてるし、ほぼ覚えてないので仕方がない。

退院の時に「お世話になりました」って手術室に来てくれたのは10年以上の経験の中で1回だけだ。(何回も手術にこられた患者さんで顔馴染みになっていた。)

同じく麻酔科の先生も患者さんに直接感謝されるシーンは少ないだろう。

学生の時、病理の先生が「僕が診断してるって、患者さん知らないもんねえ。お中元もお歳暮ももらったことないよ、いや欲しいわけじゃないんだけどさ。全部、主治医の先生に行っちゃうでしょ?いっつも病院の廊下は端っこ歩いてます。」

って笑ってたのを思い出す。お元気かな、先生。

 

見えない場所で、でも確実にその人たちがいなければ成り立たない仕事は世の中ごまんとある。いわゆる裏方の仕事をされているグラハンのスタッフに、どうしたら感謝が届けられるか毎回フライトの度に考えているのだけれど、とりあえずここから小さく発信しておくことにした。

いよいよ日が暮れてきて、出発まで1時間を切った。

 

22時間経ったらタンザニアか、遠いな。

と思ったけど、他の人のブログ読んで「ブラジル遠いな…」となったので、近い方だと思い直すことにした。1日で着くんだもんな、世界は狭くなったものだ。

祖母くらいの年代なら、「外国に嫁ぐ=2度と日本に戻れない」という時代もあっただろう。

なかなか良い時代に生まれ育ったものだ。

 

搭乗開始になったので、続きは向こうについてから。