メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

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バレンタインデー

昨日(2/13)は風邪を引いて一日中寝ていた。

ロマは心配して夜に家にドクターを呼んでくれて、マラリアチェックと診察、薬を処方してもらった。

マラリアは陰性、良かった。

 


今日は朝から薬を飲んで、熱もないしシャワーを浴びてサッパリしてからママに会いに行った。

お産後のママはトイレ以外で家を出ることは無いので、私が風邪で寝込んでいるのを知ってたがお見舞いに来られず心配してくれていた。

「もうすっかり元気だよ」

「良かった、心配したのよ〜」

ナナミ(妹⑥)も元気そうだ。

 


ロマは昼前にお店のトラブルで出て行ってしまった。

私は妹たちと、村のちびっ子軍団の相手をしてお昼を過ごした。

ちびっ子5人、ずーっと走り回って「タタ!タタ!見て!」とアピールしてくる。

豆を煮ている鍋の周りをキャーキャー言いながら走るので、やめなさいと言っても聞かないのが子ども。

流石にモニカ(妹③)も疲れたのか

「ちびっ子たちは疲れを知らない。」

と困っていた。

 


日が暮れる頃、ネットが繋がる場所で調べ物をしていたらパッティマヨが現れた。

彼が村にいるという事は今日は金曜日か。

彼はバブ(おじいちゃん)と第二夫人の息子で、普段は寮に入って学校に通っている。

金曜日の夕方から日曜日の夕方まで、お父さんのいるこの村で生活してまた学校の寮生活に戻っていく。

「タタ、ロマが呼んでるよ。」

 


どうやらロマが帰ってきたらしい。

家に帰ると真っ暗で、電気を点けるとロマはいなかった。

代わりにベッドの上に箱が置いてある。

なんだろう…?なんか書いてある。

 


ハッピーバレンタインデー マイモモイちゃん

 


後ろからロマが現れた。

「ハッピーバレンタインデー!マイワイフ!!」

まさかのサプライズ、どうしたロマ?!

「開けてみて!」

 


開けてみると中からキラキラした包装紙の箱が出てきた。

さらに開けると、白い封筒が出てきた。

メッセージカードが入っていて、どうやって作ったのか写真にメッセージが印刷されていて、私への感謝の言葉が記されていた。

 


ロマ…!バレンタインデー知ってたんかい!!

絶対にマサイの風習には入っていないであろうバレンタインデー。

感動してロマにありがとうを10回くらい言った。

カードの下にはネックレス2つとマサイの服2枚、チョコ味のビスケットが入っていた。

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「プレゼント、喜んでくれるかなと思って用意したよ。チョコレートは探しても見つからなくて、ビスケットでごめん。2ヶ月前くらいからこっそり準備してた。お金貯めてちょっとずつ買ってたよ。」

 


こんな日が来るとは…!!

 


本当は私を連れて行きたかった場所があったらしいけど、病み上がりなのでプランBに変更したらしい。

プランAはお部屋にバルーンとかお花を用意して宿泊する予定だったらしく、昨日熱を出した時点でキャンセルしてプランBになったと。

どこでそんなお祝いの仕方を仕入れてきたのか気になるが、私を喜ばせようと長期計画で色々考えてくれたことがとても嬉しい。

 


「この箱作るのに2回失敗して、これ3個目なんだー周りの人が『手伝おうか?』って聞いてくれたんだけど断った。自分で全部したかったから。」

青と緑は失敗して、3度目の正直のゴールド。

私は生涯このプレゼントを大事にするのはもちろん、この箱も捨てられないなあと思うのであった。

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