ついに昨日、タンザニアの婚姻VISAであるDependent passを取得した。
これで2年間は安泰だ。
私が12月にタンザニアに来た時は、ツーリストVISAで入国した。
タンザニアのツーリストVISAは90日間でUS50$かかる。なので12月から3ヶ月後の3月11日までにVISAをなんとかしなければ、また一回出国して入国する必要があるので早くしなければならない。
ロマはタンザニア国民だが、マサイ村の人たちは役所に行くことがほとんどないので私のVISA問題も「?」だった。
問題解決の方法が私とは全然違うのが面白い。
私ならネットである程度調べて、メールで問い合わせると思う。
ロマは隣町のイミグレーション関係の役所に直接行って「どうしたらいいですか?」と聞いた。
そしてその担当者の電話番号を聞いて、その後分からないことがあればその都度電話して聞く。
それが土日だろうが関係なく電話する。
担当してくれた男性はとても親身になって担当してくれた。
土曜日の午後、きっと業務時間ではない時に私の写真やパスポート、結婚証明書などをスキャンしてネットのフォームに打ち込んでいく。
多分、自分で申請するやつを代わりにやってくれたんだと思う。
しかも賄賂も要求してこなかった聖人君子、思わず「気持ちです」ってちょっと渡したくらい良い人だった。
後日、電話がかかってきて提出書類が受け付けられたから支払いをするよう、WhatsAppに詳細が送られてきた。
カードか銀行か選べたので、銀行に行って200,000シリング(1万2000円)払って待っていたら先週末に連絡があって全て終わってVISAが発行されたので、州都に行って受け取るように言われた。
州都、タンガという街で海沿いの大きな街だ。
去年、結婚旅行で行ったことがあるが私たちが住んでいる村から隣町までバイクで1時間。そこからタクシーで片道3時間かかる。
村を夜に出発し、隣街で一泊。
そこから翌朝タクシーでタンガまで往復130,000シリング(8000円)払ってVISAを取りに行った。
ちょうどサミア大統領がタンガに来ており、街の至る所でサミア大統領のポスターや写真、彼女の顔写真がプリントされた服などを見ることが出来た。
タンザニアでは小さな商店でも大統領の顔写真が飾ってある。日本とは全然違うなぁと思う。
街中で出会ったタンザニア人と喋っている時に「日本人やで」と言うと「あー首相岸田さんやっけ?」と言われてびっくりした。
「去年石破さんに変わったよ」
「へーそうなんや」
タンザニアで日本の首相知ってる人居るんや!私はこっちに来るまでタンザニアが大統領制だってことも知らんかったのに。
もっと勉強します。
無事に役所に辿り着き、VISAを発行してもらった。パスポートも書き換えてもらって、2027年1月まではこのVISAが私を助けてくれる。
もっと複雑な手続きが必要かと思ったが、わりとすんなり出来てよかった。
とはいえ結構ギリギリだったけど、取れたのでよし。
役所の人が「今日はどっから来たの?」「出身は?」「年齢は?」とスワヒリ語で質問してきて、何となく質問されていることがわかったのでスワヒリ語で答えてみた。
隣でロマが「いつの間にそんな分かるようになったん?!」
と驚いていて、何でわかったか自分でも分からなかった。
この場面でこの感じで聞かれる事の予測と少し知ってる単語が入ってるからわかったのか、それとも連想ゲームがスキルアップしたのか。
どちらにせよVISAは2年間あるんだし、ゆっくりスワヒリ語と向き合っていこう。
プレジデントサミア