メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

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水確保プロジェクトタンク編〜クラウドファンディング公開開始〜

雨季が始まった。

急いで貯水タンクを設置せねば。

 


貯金残高に目を瞑り、第三のタンクを購入。

ババ(お義父さん)の家用に買った5000Lのタンク自体はうちやママの家のタンクと同じだが、付属品の数が違う。

ババの家は大きいので、その分の板や雨樋、接続のコネクター、接着剤などに費用がかさみ、過去最高額となった。

 


それでも今、設置せねば意味がない。

雨が降るこの時期にタンクがなければ、その後の乾季はまた泥水を飲料水にしなくてはならない堂々巡りだ。

空から降ってくる雨はその時にしか貯められない。

背に腹はかえられぬ!

 


横に転がった状態のタンクをとり囲んでちびっ子たちが何やらワーワー楽しそうに遊んでいる。

「これが出来たら泥水飲まなくて済むんだよー」

「???」

まだちびっ子たちはスワヒリ語が分からない上に私のスワヒリ語も怪しいので通じない。

キャッキャ言いながらタンクの周りで鬼ごっこを始めた。

 


急ピッチで工事を進め、工事の進行とともにクラウドファンディングの準備も進めていった。

なにしろうちの村には安定した電波がない。

昨日はここで繋がったのに、次の日にはNo service になっていることも多々ある。

平成のJKだった頃よろしく、電波を探してスマホを振る。

この世代は電波を探してケータイのアンテナを伸ばしてブンブン振りながらセンター問い合わせしていた記憶が体内の奥深くに残っているのだと思う。

そういえばケータイのアンテナ光らせてたな。

 


そうやって繋がった細い電波で、クラファンのスタッフサポートを受けながら修正して提出、修正→提出を繰り返し、遂に公開出来ることになった。

なるべく早く公開したかったので、公開可能になった日の翌日。

3月15日を公開日に設定した。

 


本当はもっと前から『クラウドファンディングします!』って限定公開URLとか出来たのだけれど、私と電波にそんな余裕はなく、結局公開ギリギリ前日にLINEと facebook、インスタを使って周知。

どれだけの人にこのプロジェクトが届くかわからないし、本当に目標金額まで到達するのか、リターン品喜んでもらえるかなど不安は尽きない。

 

でもやらなきゃ何も変わらない、失敗したらそこから学ぶことがあるだろうし、まだ始まってもないのに色々考えても仕方がない。

今の私が出来ることを、精一杯やるしかない。

ロマも村のみんなも一緒に頑張ってくれるんだから、クラファンが終わる4月30日までとにかくSNSを頑張って拡散させよう。

なんかワクワクしてきた。

 


ババの家の貯水タンク設置も無事終わった。

これでうちとママ、ババの家にタンクを設置できて一安心。

朝からちびっ子3人がタンクの周りで遊んでいる。するとババの第二夫人ママの怒号が飛んできた。

ケニー(3歳)とマヌ(2歳)、ネイマ(1歳)が一目散にビビ(おばあちゃん)の家に逃げていった。

ビビに匿って貰えば怒られないと思っているのだが、実の息子であるケニーは引き渡され泣きながら家に戻っていった。

その様子を見ていたロマは

「あの3人、タンクの蛇口をひねって水を出して遊んでたみたい。」

「あーそりゃ怒られるねえ。」

「初めて見る蛇口、ひねったら水が出て楽しかったんやろなぁ。」

 


そうか、蛇口見たことないのか。

子どもたちはほとんど村から出ることもないから、水といえばバケツで汲むもの。

蛇口をひねって水が出る、私が当たり前だと思ってることも彼らにとっては新しい未知の体験だったのだ。

いつか、みんなが蛇口をひねって綺麗な水を飲むことが「普通」の生活を送れるように今日、その一歩目を踏み出す日。

新しい未来を作っていく、私たちの挑戦を見守ってください。

 

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クラウドファンディング
まもなく開始予定!!

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