メイタタのしもべ日記

タンザニア出身マサイの夫と日本人妻の日常

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肩書について考えてみた

先日、タンザニアのVISAを申請するにあたり自分の個人情報を書かなくてはならない場面で「職業」欄に何を書けばいいのか少し考えた。

 

現在、何もしていない無職の私。

一応、看護師免許は持っていていつでも発動できる状態なので看護師と書くべきか?いやしかし、働いていないのだからそれは嘘になるのだろうか?

看護師として働いていなくても、オーストラリアに住んでいる時も「看護師です」って言ってたっけ。

実際には回転寿司店のキッチンで寿司巻いてたんだけど、「前職は看護師です」ではなく現在進行形で看護師を名乗っていた気がする。これはこの後、日本に戻って看護師をするつもりだったからそう言っていたのか、記憶が定かではない。

それとも家事手伝い…何も手伝ってないから無理か。40過ぎの娘が掃除洗濯ご飯炊き、全ての家事を放棄しこたつに入って猫と遊んでいるのを母はどんな気持ちで見ているのだろう。

食料品を詰めたリュックを背負い、トイレットペーパーを買って帰ってきた母を見て、少しは手伝おうと反省した。居候にも程がある。

主婦???主人はタンザニアに帰っちゃってますけど???主婦の定義について考え直す時間になってしまった。

 

やはりこれは無職、ということになるのだろう。

100歩譲って、フリーランスの看護師。

いや、それは流石に格好良すぎるな、野良の看護師くらいがちょうどいいか。

英語記載だからWild nurse?野良猫に倣うならStray nurse??どっちも怪しすぎる、VISA降りなさそう。

アホみたいなことを考えているうちに時間が経ってしまうので、無職「Unemployed」にしておいた。

数日後、無事にVISAは発行された。

 

さて、タンザニアで私は一体何者になるんだろう。

今まであった「看護師」というアイデンティティがなくなり、今度は何になるのか。

主婦、家事手伝い、牛使い見習い。

うーん、どれもしっくりこない、まだ行ってない側からアイデンティティの喪失に備えてどうするという気もする。要は暇だから余計なことを考えるのだ。

今できることを粛々と進めたのちに、勝手に肩書きはついてくる。

それまではペーパードライバーならぬペーパー看護師として、マサイ村の0次予防に努めようではないか。マサイ村の公衆衛生も興味ある。(学生時代大嫌いだったのに)

なんの肩書きもないということは、何にでもなれるということ。

やりたい事をなんでもやってみて、無限の可能性ってやつを自分の中に見てみよう。

 

旅立ちまで、あと10日。