夢に見るほどラーメンが食べたい今日この頃。
タンザニアの奥地で手に入るケニア産のインスタントヌードルと、誰に需要があるかわからないプルダック麺(しかも一番辛いのと、二番目に辛いやつ)が今のところ心の支えとなっている。
2ヶ月前、タンザニアに着いたその日に一蘭のカップ麺を完食した自分を張り倒したい。
1万1000km彼方の日本には、あんなに美味しいラーメンがひしめき合っているというのに。
ここでは麺料理はスパゲッティしか見たことがない。
スープに浸かった麺を食べる文化がないのか…
私が見たことがないだけか。
その昔、バックパッカーでアメリカからヨーロッパへと移動していた。
貧乏旅行なので、スーパーで買って食べたり調理したりの生活を送っていた。すると食べ物がパンかパスタに偏り、結構好きだったのにパンを見るのも嫌になった時期があった。
「麺が食べたい…!」
イギリスのリバプールかどっかにいた時に、屋台みたいなところで味噌ラーメンを発見!
これは食べなければ!!
当時10ポンドもの大金を叩いて購入した味噌ラーメン。カップは紙でできた簡易な容れ物、まあ屋台だし仕方がないと納得して一口。
「これは味噌味ではない。」
出来損ないの醤油みたいなうっすいコクのないスープに、特売19円くらいで売っているほぼ真っ直ぐのコシのない中華麺が固まって浸かっている。しかも伸びていたので食感はボソボソ。
こんなに美味しくないラーメンをどうやって作ったのか、逆に知りたい。
カップヌードル味噌味を売った方がよっぽどいい。
とても落胆して帰った覚えがある。
そう思うと日清は乾麺であんなに美味しい食べ物を発明してすごい。世紀の大発明だ。
日本は色々閉鎖的だと言われるけれど、食に関してはとてもオープンだと思う。
各国の料理を受け入れて、それを日本人好みの味にしてしまう。
ラーメン、カレー、スパゲッティ、ピザ、ハンバーグなんでも美味しくアレンジする。
美味しい物が食べたい!そこに注ぐ熱量は世界トップクラスだと思う。
世界各国どこに行っても見かけるインド/中華料理すら見当たらない僻地で毎日ラーメンが食べたいと思っている。
YouTubeやTikTokの大食い動画を見ては気を紛らす日々。
日清さん、タンザニア進出ないですかね???