メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

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タンザニアの人種差別

時々聞かれるこのトピックス。

昨日もナンジャカンジャいちゃもんつけてくる人がいたので、記録として書いておこうと思う。

 

まず、圧倒的にアジア人が少ないこの国で、私は必然的にマイノリティとなった。

人間、自分と異なるものに興味を持ったり、はたまた嫌悪感を示したりするのは普通の反応だと思う。

特に国同士が離れていれば離れているほど、関わりは少ないし、興味も薄い。

実際私もタンザニアに来るまでは、タンザニアが地図上のどこに位置して、何語を喋って、主食は何で国旗が何色かも大統領が誰かも何も知らなかった。

逆に言えばタンザニアの人たちも日本が島国であることも、日本と中国は違う言葉を話すということも、TOYOTAは日本の会社だということも、何も知らない人が多い。

それは仕方のないことだ。

 

私が暮らす地域に住んでいるアジア人は私だけだ。

何人かヨーロッパ人は住んでいるが、定住しているアジア人は1人だけ。

近所でウガンダタンザニアを結ぶパイプの工事をしている。

おそらく中国の会社が請け負っているので中国人労働者を時折目にする。ローカルバスいっぱいに乗った中国人の建設作業員らしき人たち。

タンザニアでは至る所で中国語を目にする、特に建設関係に多い。

なのでタンザニアではアジア人といえば中国人なのだ。

 

「ムチーナ!(中国人)」

とよく呼ばれる。

これだけなら「中国人多いから、まあそうなるわな。」と対応する。

別に中国人と間違われても、私がタンザニア人とザンビア人の違いがわからんのと同じで、彼らにしたら東アジアの人種の違いなどわかる訳ないのだ。

ただ、その言い方に問題がある人がいる。

明らかにバカにした態度の「ムチーナ」や「ニーハオ」はこっちだってわかるのだ。

それが「ハロー」でも「アニョハセヨ」でも「こんにちは」でも、言葉自体に意味はなくただ悪意の塊がこちらに投げつけられているのはわかる。

悪意のない「ムチーナ」はただ私を呼び止めたかっただけだとわかる。

「私日本人やねん。」と言えば「あー日本人だったの!」とニコニコ話をしてくれる。

 

が、昨日の昼間に会った酔っ払いのオッサンは「おい、ムチーナ!ムチーナ!」と何回も私に向かって叫んできた。その距離10メートル。

酔っ払いなんか関わったって、百害あって一理なしだ。

しかも悪意のある言い方だったので余計に厄介そうだ、「呼ばれてるんは私じゃないわ。」と無視を決め込んでいたらそこにロマ登場。

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