タンザニアの大都会ダルエスサラームからマサイ村まで車で8時間、ようやく帰ってきた我が家は相変わらず建設中だった。
これがタンザニアタイム、前回9月からほとんど変わってない。控えめに言って、何が変わったかわからない。
そんな建設中の我が家にイオンで買ったスーツケースをゴロゴロ引いて帰ってきた。
車を降りると村のみんなが出迎えてくれた。
毎回みんなが凄い熱量で迎えてくれるので、大スターの帰還!みたいな光景になるのがちょっと恥ずかしい。
みんなの熱烈な歓迎を受け、久しぶりのマサイ村生活がスタートした。
去年と違う事といえば、牛が留守にしていること。
乾季が長く続いて、牛が食べる草が無くなってしまったので離れた村で放牧をしている。
残ってるのは子牛と母牛だけで、他の牛たちはうちの村のメンバー数人とともに放牧を続けているらしい。
ババ(お義父さん)も一緒に出てるので、帰ってきた日は会えなかった。
少なくなった牛を見ながら、ちょっと寂しいと思うのはマサイ的思考だろうか。それでも40頭くらいはいるんだけど。
あとは子どもたちがめちゃめちゃ大きくなってる事にびっくりした。
赤ちゃんだったネイマは歩いて来て「たーた…?」とどうやら私を認識している。
同じく赤ちゃんだったマヌも走り回って私に何か話しかけてくる。人間の進化ってすごい。
妹たちも同様に背が伸びて、一番下のマグダレナ(8歳)はもう私の肩くらいまで背が伸びている。
抜かされるのも時間の問題だ。
バブ(長老)も相変わらず、私がプレゼントしたユニクロのポーチを首からぶら下げて、前回プレゼントしたポケットのいっぱい付いたジャケットを毎日着てくれている。
よほど気に入ってくれた模様で何度も「アサンテ、アッシェナレン(ありがとう)」と言ってくれた。
建設中の我が家でロマとの新生活がみんなに見守られながらスタート。
新居で過ごす初めての夜。
寝る前にドアの近くをサソリが2匹歩いていた。
躊躇なくやっつけて外に放り出したあと、初めてこの村に来た時はサソリ怖かったのになぁと思い出した。
思えば遠くに来たものだ、人生何が起こるかわからないって言うけど本当にわからない。
この先も何が起こるかわからない。わからないからいっちょ何でも試してみるか〜と絶賛考え中。
インターネットも繋がらない村で試行錯誤しながら奮闘していく私に幸多かれ!