メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

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34日ぶりの雨

3月7日午前6時、雨が屋根を叩く音で目が覚めた。

待ち焦がれた雨だ!

2月1日からずーっと毎日空を見ては、雨降らないかなあと待ち焦がれていた雨がようやく降り始めた。大雨季の到来だ。

 

雨はすぐに止んでしまったけれど、重たい雲が空に広がって涼しい。

ただ、雨季で困ることが2点。

ソーラーパネル発電ができないからスマホの充電を隣村まで行ってお金を払わなくてはいけないこと。

スマホの電波が著しく悪くなること。

今までだって決して良くはない電波を一生懸命追い求めてブログをアップしているのに、ちっともネットに繋がらない。

しかし、水がないことに比べれば可愛いものだ。

電気<<<<<<<<水

電気がなくても死にはしないが、水がなければ命に関わる。

 

奇しくも昨日母屋の貯水タンク設置工事が終わったばかりで、滑り込みセーフ!

母屋はうちより広いので、屋根の表面積が大きい分早くタンクが貯まっていく。

雨水がじゃんじゃん流れ込んでクリアな水が手に入る。

ママと一緒に完成した貯水タンクを眺めて「シダイナレン」「シダイトゥクル」(very good)とつぶやく朝。

 

水が豊富にあればもう洗濯するのも、食器を洗うのも、掃除するのも、シャワーを浴びるのも遠慮しなくて済む。

どうしても、自分が水を汲みにいくわけではないので水を使うことに抵抗があるのだ。

私がこの水を使えば、ママや妹たちは遠くまで重たいバケツを頭に乗せて何往復もしなければならない。

貯水ダムが使えない今、お金で買った水を使うのはなおさら罪悪感がある。(そのお金を払っているのは私だけれど、タンクに詰め替えたり水の管理をしているのは家族なので)

ロマは小さい頃からこの環境で育ったので

「2月は雨降らないよ、3月は少し降って4月はうんざりするぐらい降るから大丈夫。」

と楽観的だ。

男性は洗濯もしないし、食事も作らない、水汲みにもいかない。男性の仕事ではないからだ。

「水ちょうだい」と一言言えばママか妻か妹が用意してくれるから、そんなに気にならないのだろうか?

 

ちなみに1月の雨が降らなかった時期に、私が洗濯用にとっておいた水を別の用途に使われて喧嘩したことがある。

「ここの水全部使ったの?!」

「椅子の泥落としたんだけど、じゃあ部屋の中が泥だらけになってもいいの?」

「洗濯用の水だったのに!もう洗濯できないやん、汚い服ずっと着てればよろし!!!!」

「!!!!」

水がなくて喧嘩するとか、振り返ってもしょうもない内容。

世の中のご夫婦はどんなことで喧嘩しますか?