メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

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井戸の完成〜マサイ村水プロジェクト〜

ついに井戸が完成した。

掘削が思ってた値段より高額だったり、職人が来なかったり、頼んでいた器械が違うものが来たり色々なハプニングを乗り越えてついに完成した井戸。

 

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265m掘削。

 

その筒のなかに細い銀色の深井戸用のポンプを設置。

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ポンプにパイプと配線と縄を沿わせて結束バンドでまとめて、少しずつ下ろしていく。

ゆっくりゆっくり下ろして、先が見えないぐらい長かったパイプが中に全部入ったところで縄で留めて固定。

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ジェネレーターとソーラーパネルを動力に井戸水を引き上げてきて、貯水タンクにためて使うスタイルが出来上がった。

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タンクから出てきたお水を手に取ると、ひんやりと冷たく、少し口に含むとほのかに塩っぱかった。これは井戸の上の方に溜まった水のせいで、使ううちに真水になるので心配はいらないらしい。

中間にフィルターも挟んで不純物も除去。

そして、水質検査もクリアして晴れて飲料水として使うことができる!

本来であれば11月の雨季まではほとんど雨が降らないので、往復3時間かけてロバを連れて水汲みに行かなかければならなかったが、これで解決!

近所の人たちも井戸水を汲みに来れるように周知してみんなで使っていきたい。

 

これはもう日本の皆様の応援のおかげと、現地で段取りしてくれたロマを始め家族のおかげである。

私は広報担当として頑張った、まだ今年が5ヶ月くらい残っているがおそらく今年一番頑張ったことに違いはない。

自堕落な自分がここまで頑張れたのは、やはり水がないと生きていけないからに他ならない。

生命の危機を感じると、人間頑張れるものである。

 

これからはメンテナンスをこまめにやって、この井戸が長く使えるようにしていきたい。

このプロジェクトに携わってくださった全ての皆様に心より感謝申し上げます。