メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

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丸刈り専門店

ロマが日本でいる時に買ったバリカン。

日本では髭を少し整える程度に使っていたので、そんなに使用頻度は高くなかった。

そのバリカンがマサイ村で大活躍。

 


マサイ村で髪が長いのはロマと私だけだ。

他はみんな丸刈りスタイル、マサイの戦士だけが長い髪を許されているのだ。

おじいちゃん、おばあちゃん、お義父さん、お義母さん、叔父さん、子供たちみーんな丸刈り

今まではコームにカミソリの刃を当てて剃っていたのだが、バリカンが来て安全で簡単に剃れる!

なんて良いものを持ってきてくれたのだ、とママに喜んでもらえた。

 


ある日、ジェニファー(妹④)と従姉妹のノバーロンが「サロンして欲しい」とバリカンを持ってきたので丸刈りにした。

翌日、叔父さんの娘のゲライとアンジェラとエマもお願いに来たので丸刈りにした。

ついでに一緒にいた弟のマヌとマグダレナ(妹⑤)も丸刈りにした。

またまた翌日、今度はネイマのママが来たので丸刈りにした。

その横から来た長老の息子カカと妹のペーとレベッカも。

経験値が10件を超えた。

なぜみんな私に頼みに来るのだろう?

暇なので丸刈りにするのは構わないけど、私で良いのかしら。

そうこうしているうちに今度はヤンガライ(ネイマの兄)がやってきた。

 


これはどうやら、この村における私の役割になったようだ。

マサイ村の散髪屋さん(丸刈りに限る)ここに誕生。

村の散髪屋さんでやってもらうと2000シリング(120円)かかるから、クオリティを気にしないのであれば私で良いんだろう。

クオリティもなにも全部剃り落とすだけだから、なんの技術もいらない。

一番大切なことはバリカンをきちんと充電しておくことだ。

 


うちのお店(バー)の横で丸刈り専門店、1回1000シリングでやろうかしら?

丸刈り、しかもミリ数は選べないという制約があるが、果たして需要はあるのだろうか?

10人やれば10,000シリング(600円)小銭稼ぎにはちょうど良いかもしれない。

最近は現地通貨をどうやって手に入れるかばかり考えている。

ちなみにロマはツーブロックなので、剃ってあげようか?と聞くと「ううん、サロン行くからいいよ」毎回断られる。

サロンクオリティになるにはまだまだ修行が必要なようだ。

しかし、丸刈りのクオリティは上がってきている。

とりあえずうちの村の住人を全員丸刈りにした暁には、『バーバタタ』がオープンするかもしれない。

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追記:今朝追加で7人丸刈りにしました。