朝6時に起きて街へ向かう。
バブ(おじいちゃん)とビビ(おばあちゃん)の貯水タンクを買うためだ。
お店に行くとまだ開いていなかったので、レストランでコーヒーを飲んで開店を待つ。
雨がしとしと降る中、お店の店主が教会から帰って来たと連絡があったのでお店に向かう。
昨日、タンクを2つ買うことは言ってあったので準備してくれていた。
「てっきり街に泊まってると思ってた、昨日の雨でよく帰れたね。なんで車買わないの?」
お店の店主が不思議そうに尋ねる。
5つもタンク買えるのに、なんで車を持ってないのか?
それはこのお金はクラウドファンディングでみんなが支援してくれたお金だからです!とスワヒリ語で説明できず黙っていた。
車、いつか買おう。その前に井戸掘ろう。
スズキの軽トラ2台に、貯水タンクを1個ずつ積んでいざマサイ村へ向かって出発。
村のみんなには今日タンクが来る事を言ってないのでサプライズタンクだ。
みんな喜ぶだろうな。
私とロマが先に村に着き、タンクの到着を待つ。
村の入り口に軽トラが現れたのを見つけた子どもたちが、歓声を上げながら走って軽トラを追いかけていく。
その歓声に気がついた大人たちも続々と集まって来た。
みんな口々に「タタ、アッシェ!(ありがとう)」と嬉しそうにタンクを眺めている。
向こうからバブ(おじいちゃん)がのしのしと歩いて来た。
「アッシェナレン(ありがとうございます)、このタンクのおかげでみんなが助かるよ。サポートしてくれた日本の皆様に大いなる祝福がありますように。」
と私とロマを交互にハグしてくれた。
「産まれて初めてバブにハグされたんだけど!」とロマが驚いている。
それくらい嬉しい出来事だったようだ。
村中の人が見守る中、2個のタンクは家の前に降ろされて子どもたちがタンクの周りを走り回っている。
翌日、さっそく大工さんが来て雨樋をつける工事をしてくれた。
前回は10日待ったのに、今回はすぐ来てくれた。どうやら次の仕事がつかえているので、この仕事を早く済ませたいらしい。
こちらとしても、工事が早く終わると水を貯められるので願ったり叶ったりだ。
結局2日間で貯水タンクの設置は終わり、他の村に行っていたビビ(おばあちゃん)も家に帰ってきた。
帰ってきたらタンクが設置されているので、ビビ大歓喜。
寝ている私を揺り起こして「タタ!アッシェ!アッシェ!!」と感謝してくれた。
村人全員の喜びを、このままパッキングして日本に贈れたら良いのにな。
そしていつか、うちだけじゃなくて近隣に住む全ての人たちが綺麗な水にアクセス出来るよう少しずつ進んでいこう。
皆様のご支援でマサイ村は綺麗な水を飲むことが出来るようになりました。
引き続き、井戸掘りプロジェクトを進めていきますので応援よろしくお願いします。
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