メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

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タンザニアン

土曜日は隣町で大きなマーケットが開かれる。

ロマはお金を握りしめて、ウキウキと牛を買いに行った。

私は街のレストランで留守番だ、私が一緒に行くと外国人価格に吊り上げられるのが目に見えている。

前回子牛を2頭購入したときは、マーケットの建物の裏に隠れて交渉が終わるのを待っていた。

交渉が終わってから、こっそり出て行って買った牛を見る、そうしなければ倍の値段をふっかけられるタンザニアあるある。

 


もっと値段の小さいものなら、私が目の前にいるのにロマに向かって「そこのムズング(外国人)が払うんやろ?いいやん、ちょっと高くても払えるやろ。」と言ってくる輩もいる。

先日、妹たちのノートを買いに行った商店でまさに上記のことが起こり、ロマはフツフツと煮えたぎる怒りを私に共有しないため、家に着くまで一言も口をきかなかった。

私もロマも怒ると黙るタイプで似ている、怒りがおさまれば普通モードに移行する。

 


彼らはムズングが朝から晩までヒーコラ働いて稼いだお金だとは思わないようで、きっとお金のなる木が庭にあって朝に夕に収穫しているとでも思っているのだろう。

お金を稼ぐのはそんなに簡単なことではないと声を大にして言いたい。

 


結局、行くのがお昼になってしまい良い牛は早々に売り切れていたのでロマは何も買わずに帰って来た。

これも巡り合わせ、また良いご縁がありますように。

 


帰りがけに、全身が真っ白のアルビノのお父さんに出会った。

バイクを押しながら、小さな子ども2人を連れている。

どうやらガス欠らしい。

「カラーシックネスのお父さん、大変そうだからちょっと助けるね。」

そう言ってその辺に落ちているペットボトルをナイフで切ってコップにして、自分のバイクのオイルを少し抜いてお父さんに持っていって分けてあげた。

オイルを入れたバイクはエンジンがかかり、お父さんは子ども2人を乗せてお礼を言って去っていった。

 


困っている人を見て、さらりと手助け出来るロマはとても素敵な人だと思う。

ロマに限らずタンザニアの人たちは、困っていると手を貸してくれる。

ロマがザンジバル島で入院した時、病院の行き方がわからなくて細い路地をウロウロしていたらお姉さんが「どこ行くの?」と道案内して助けてくれた。

わざわざ大通りに出て、バジャージを止めて「◯◯病院まで連れていってあげて」と運転手さんにスワヒリ語で説明してくれた。

 

入院中のロマの付き添い人をどうしようと思っていたら、近所の村のマサイの子が付き添ってくれた。彼は昼間ホテルで働いているにも関わらず「ロマ困ってるから、付き添いする。」と申し出てくれた。

両方とも、手伝ってくれた後「じゃ、気をつけてね。」と私を送り出してくれた。

一瞬、これは見返りを求められるのかなと思った自分を恥じた。

見返りを求めず、困った人に手を貸す、私もそうでありたい。

 

 

 

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