果物
タンザニアに来てから、よく果物を食べるようになった。
日本にいる時もカットフルーツなどを食べていたが、気軽に食べられる物ではなかった。何しろ値段が高すぎる。
お彼岸のお供えで買うならわかるが、普段食べたいなと思った時に気軽に買える値段ではなくなってしまった。
好きだった梨も去年スーパーで見たら2個で800円とか!そんなに高かったっけ?
いちごや巨峰などもう手の届かない食べ物になったし、みかんですら躊躇する。
果物は普段じゃなくてハレの日にいただく食べ物になってしまった。
きっと光熱費も輸送費も何もかもが値上がりした結果なのだろう、それでいてきっと農家さんの収益はそんなに変わらないんじゃないかと思う。
タンザニアは暖かいのでバナナやマンゴー、パイナップルがよく売られている。
この前マーケットでバナナを買った。
「シンガピ?(いくら)」
「エルフモジャ(1000シル)」
私は10本のバナナを手にしていたので、聞き間違いかと思ってもう一度聞いたが1000シルだった。
バナナ10本で60円。
1本6円!
すごいなあと思っていたら、ロマがマンゴーを箱いっぱいに持って帰ってきてくれた。
「マンゴーこんなにいっぱい!ありがとう。いくらだったの?」
「取ってきた。」
「?」
「牛に水飲ませに行ったら、近くに住んでる人がマンゴーいっぱいなってるから好きなだけ持って行きなよって。」
マンゴーisフリー。
マーケットで買ったら、季節にもよるけど5個で1000シル(60円)くらい。
それでもお安い。
日本にいるときはマンゴーなんて乾燥マンゴーくらいしか食べたことなかったが、ここでは毎日のように食べている。
ちなみにロマの好きな果物は柿。
去年日本に来たのが9−10月で、ちょうど柿のシーズンだったので母が買ってきてくれたのを美味しい美味しいと言って食べていた。
最近も「柿が恋しいよ。」というくらいお気に入りのようだ。
日本以外でも柿って取れるのかな?寒暖差がないとダメって西吉野の人が言ってたけど。(柿の産地)
かくいう私は柿は苦手で食べない。
小さい頃おばあちゃんがずくし柿というほぼ腐りかけの柿をスプーンで掬って食べていたイメージが鮮烈に残っていて、あの匂いと食感がダメになってしまった。
まだ熟れていない硬い柿ならなんとか食べられるが、そこまでして食べるほど好きでもない。
あまり食べ物の好き嫌いはない方だが、果物に関しては好き嫌いがはっきり分かれているのは何故だろう?
スイカは小さい頃おばあちゃんが畑で作っていて、強制的に1日半玉とかノルマのように食べていたので今はもう食べない。
タンザニアにもスイカあるけど、食べたことはない。何十年も食べていないので、意外と食べたら美味しいのかもしれない。
せっかく目の前に現地の美味しいバナナとマンゴーがあるのだから、飽きるまで堪能しようと思う。
ロマが剥いてくれたマンゴー🥭
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