メイタタのしもべ日記

タンザニアのマサイ村に嫁いだ日本人の日常

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雨降り、寒さ、蕁麻疹

今日は朝から久しぶりに晴れ間が見えて、ここぞとばかりに洗濯した。

最近は雨こそ降らないもののずっと曇っていて、どんよりした天気で寒い。

朝夕は冷えるし、夜は無印良品の毛布を肩まで被って寝るくらいの温度だ。

昼でもジャケットを着て過ごしている。

 


「エンバソ(マサイ語)」アフリカの雪という意味らしく、この時期が一番寒いらしい。

確かに、一応南半球に位置するタンザニアはこの時期が寒いのかも。

 


異変に気がついたのは5月の終わりだった。

なんか足が痒いなと思って見たら、蕁麻疹が出ていた。

足の太ももから脹脛、前面も後面もどっちも出て蕁麻疹が繋がってミミズ腫れになっている。

元々アレルギー体質なので、アトピー性皮膚炎に喘息、動植物のアレルギーに悩まされてきた。

蕁麻疹も出始めるとなかなか改善しなくて、昔も病院に通っていた事がある。

今回は冷たい風やお水に触れた時にバッと広がるので寒冷蕁麻疹かなと思って様子をみていたが、ちっとも良くならないので病院に行く事にした。

 


隣町の病院までボダボダ(バイクタクシー)に乗って行き、受付を済ませる。

ロマは数日不在だったので、1人で病院に来てみたものの私のスワヒリ語は挨拶だけ一丁前で会話にはならない。

幸い受付の人が英語で案内してくれたので何とか診察室前までは辿り着けた。

もし彼が英語を話せなかったら私はどうしていたのか、行き当たりばったり全開だ。

 


受付を済ませて先に診察代を払おうと、会計に行ったら何と同じ村に住んでいるコイカイ(叔父さん)に会った。

ここ数ヶ月、ずっと咳が続くので受診したらしい。去年は虫垂炎で手術して、今年は咳。

ポレサーナ(お気の毒です)、コイカイは元々なのか病気のせいなのかわからないがカリカリに痩せている。

背は180cmを超えているが、体重は私と変わらないのではなかろうか?腕も脚も細すぎる。

予備力無さそうで、もっと太らせないとと思ってしまう。

ロマも8ヶ月で20Kg太れたポテンシャルがあるのだから、コイカイもいけるはず…!

 


「タタどしたん?」

「蕁麻疹痒くて来たよ。」

「俺今からレントゲンやから、なんか困ったら連絡して。」

そう言って検査室に消えていった。

誰も知らない病院で心細いと思っていたら、これぞ神の思し召し。ありがたや。

 


結局、待っている途中にロマから電話がかかってきて病院まで来てくれた。

私は待っている間暇だったのでインスタライブをしたり、隣のマサイおじいちゃんと話たりして時間を潰した。

大体のおじいちゃんおばあちゃんは、私が一言でもマサイ語を話すとそれはそれは喜んでくれる。

「誰のとこの娘さんかな?」

「おじいちゃんはサムウェリで、お義父さんはラザロで、夫はロマ」(マサイ語)

「わーーーーすごーーーい!!!」

まるで赤ちゃんが初めて喋った時レベルで喜んでくれるので、やりがいがある。

 


2時間ほど待って、ようやく処置室に通された。

誕生日の日にドクターの「注射しましょう」提案を丁重に断ったけれど、やっぱり注射される事になった。

注射自体も嫌だけど、何より疑わしいその清潔操作。

ミキシング(注射の粉を溶媒に溶かす行為)した後の針をむき身のまま机にポンと置くから、先が何処かに触れてないかめちゃめちゃ見た。

もちろん一処置一手洗いなどある訳もなく、色々不安が多いけど他に選択肢も無いし黙って堪えるしかない。

医療にアクセスできるだけ良いのだ、と自分を納得させて処置を受けた。

 


あれから数日、内服薬のおかげか軟膏のおかげか蕁麻疹は出るには出るけど小さくなっていった。

健康第一!

 

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