メイタタのしもべ日記

タンザニアに住むマサイの夫と遠距離中の看護師

私が働く理由

瞬きしたら6月だった。 のんびりした4月から、再就職して怒涛の5月が昨日で終わりを迎えた。 久しぶりの手術室で、やればなんとなく思い出すけれど勉強しなおすことが多くて脳がキャパオーバー。がんばれ私の脳、応援している。 とはいえ、全く知識がない訳…

キリマンジャロ登山③1日目マンダラハット

入山ゲートをくぐるときに、身体チェックと荷物チェックを受けた。 どうやらドローンを飛ばして、墜落するという事故があったので持ち込み禁止らしい。あとは危険物の持ち込みも禁止。 もちろん持っていないのですぐに通してくれた。 12時半に出発。 ジャン…

祝5000PV

このブログのアクセスが5000PVを超えた。 1ヶ月100万PVとかに比べれば、5ヶ月で5000回なんて小さな数字かもしれない。 でも、見ず知らずの人が覗いていってくれた回数が5000回!! これって凄いことだと思う。うちの村の人口超えてる(基準はココ)。 今月だけ…

キリマンジャロ登山②準備~出発編

無事にタンザニアに入国。 キリマンジャロのふもとの町、モシに着いてClimbers Homeにチェックインして朝を迎えた。 朝からオーナーのエラストと、どのコースを選ぶか相談した。 キリマンジャロには登山ルートがおおまかに5つある、難易度と日数、料金に差が…

40歳になったので振り返ってみる

本日こんにゃく(5/29)の日に40歳になった。 大きなケガも病気もせず、40歳になれたことを本当に嬉しく思う。 レベル40、地球デビュー40周年、地球が太陽の周りを40回公転。 20歳までの20年と、20歳からの20年。 大人になってからの時間はあっという間に過…

キリマンジャロ登山①序章~ふもとの町、モシを目指す~

タンザニアとケニアの国境に聳え立つアフリカ最高峰の山、キリマンジャロ。 昨年2022年の10月に私はこの山に登った。 10月25日キリマンジャロのふもとにある村、モシ(タンザニア)に着いた。 Booking.comで予約した宿にたどり着くまでがとても大変だった。…

マサイ村滞在記⑦ロマの家族

ロマの家族は女系家族で、彼以外は全員女。 ロマが第一子でそこから妹たちが5人いる、みんな大変美しい。 マサイ族は一口に言うと美しい。 容姿が美しいだけではなく、マサイ族であることに誇りをもって暮らしているライフスタイルが美しい。 そんな家族に囲…

お弁当

再就職してから早1か月弱、毎日お弁当を作っている。 病棟で働いていた時は忙しさに感けて料理をする時間を削り、化粧をする時間を削り、朝ごはんも削り、削った分の時間すべてを睡眠に充てていた。 朝は1分でも多く眠っていたい!鋼の精神でお布団に籠城し…

フィルム写真

私が就職した当初、世はデジカメ全盛期だった。 みんなコンデジを買ってフィルムカメラでは出来ない、撮ったその場で写真を確認できて何枚でも(メモカの容量はあるが)写せてみんなで共有できる革新的なカメラ。 私も働き始めてお給料をもらい、早々にデジ…

マサイ村滞在記⑥牛が一番大事

マサイ村の一日は夜明けとともに牛の世話から始まる。 夜のうちは牛を柵の中に入れて、外敵から守りつつ脱走を防いで、朝になったら柵から出して広場でしばらくリラックスタイム。 仔牛はお母さんにひっついておっぱいを飲んでいる。その横でモニカ(4番目の…

旅の醍醐味

環境に適応する能力は高い方だと思う。 食べられない物はそんなにないし、地べたで寝ろと言われれば寝れるし、トイレなくて大草原でしろって言われても「わかりましたー!」と受け入れることが出来る。 あと虫に強い。が、寒さに弱い。 飛行機の中でウルトラ…

全身脱毛

今起こったことをありのまま書く。 明日は全身脱毛に行く日なので、数カ月ぶりにムダ毛の処理を始めたまでは良かった。 腕、足、指毛ふふふーんと鼻歌交じりに電動シェーバーで剃っていく。 ずいぶん薄くなったのであまり気にせず適当に処理していく。 そも…

めいこの帰還

タンザニアに行っている間、飼い猫のめいこは実家に預かってもらっていた。 毎朝4時に起きる母に、夜中の2時から「これで遊ぼう!」とおもちゃを咥えて枕元に来るので母は寝不足になったそうで、大変お世話になりました。 1カ月半の時を経て、本日我が家に戻…

20年来の友達

今日は土曜日で、半日出勤したあと公休だったので友達に会いに神戸まで行って来た。 久しぶりの三ノ宮をキョロキョロしながら、看護学校時代の友達と合流。 18歳の時からの付き合いで、お互い海外行ってるやら仕事が忙しいやらで会わない時もあったけれど、…

雨の日に傘をささない南の国

沖縄が梅雨入りしたとニュースで見た。 大阪も朝から少し雨が降っていて、傘をささなくてもいいくらいの霧雨だった。そろそろ梅雨のシーズンがやってくる。 4月はタンザニアに滞在していた。タンザニアはサバンナ気候で雨季は3月~5月の大雨期間と11月~翌2…

ロマの家の屋根が吹っ飛んだ

今日も仕事が終わって、家に帰ってロマに「仕事終わって帰ってきたよー」とチャットすると、「お疲れ様!」と共に10枚の写真が送られてきた。 そこにはロマの家が写っている。 間違いなく彼の家だが様子がおかしい、拡大してみてみると屋根が吹っ飛んでスッ…

8年間使ったリュックが壊れた

今朝いつも通りにリュックを背負って職場に行き、更衣室でリュックの外ポケットを開けた瞬間にチャックの金具が音もなくちぎれた。 遡ること8年前。2015年の1月に世界一周旅行を終えて日本に帰ってきた私はあまりにもみすぼらしいバックパッカーだった。 バ…

マサイの彼氏と遠距離恋愛

日本で暮らす私とタンザニアで暮らす私の彼氏。 その距離実に1万1000km、時差は6時間。 ザンジバル島で出会って半年くらいお付き合いしているが、その中で物理的に一緒に居た時間は1か月ちょっと。 meitatanoshimobe.hateblo.jp まさか自分が遠距離恋愛、タ…

マサイ村滞在記⑤結婚式の後の宴に参加してみた

マサイ村で滞在していたある日、ロマに「近くの集落で結婚式があって、夜にお祝いに行くんだけど一緒に行かない?」と誘われた。 マサイのドレスを着て、ママにいつもより派手なネックレスを着けてもらい歩くたびにシャラシャラと音を鳴らしながらロマに見て…

再就職先の話~7年ぶりの手術室~

4月30日夜に帰国して、翌日5月1日から再就職して手術室で働き始めたタタです。 自分の健康を過信しすぎた結果、5月1日は立位になるだけで精一杯。 タンザニアから帰国する便で体調が今年最高に体調が悪くなり、隣にすわっていたエチオピア人の寄生虫学の教授…

マサイ村滞在記④長老の歓迎

マサイ村に着いた翌日。 ロマのおじいちゃん(長老)に呼ばれて、御宅に伺うことになった。 長老宅に着くと、椅子に掛けるよう勧められビビ(おばあちゃん)の隣に座らせてもらった。敷地内にある家は同じような造りになっていて、土壁と藁で出来た屋根の家が…

マサイ村滞在記③ロマが村に彼女を連れて帰ってきた

マサイ村に着いたその日から、毎日色んな人がロマと私に会いに来てくれた。 同じ集落に住んでいる家族はもちろんのこと、普段は別の村で暮らしている祖母(第一夫人)も、ロマが初めて彼女を連れて家に帰ってきたという事で遥々会いにきてくれたのだ。 会って…

父の命日

日本に帰ってきて、電波も電気もあるのに更新が滞ってしまった。帰国した次の日から新しい職場というのは無理があったので次回は辞めておこう。 さて、20年前の今日5月5日は何をしていたか。 何年の何月何日にこれをしていた!とはっきり言える日はこの日し…

マサイ村滞在記②オフグリット生活

オフグリットとは、電気ガス水道などのインフラに頼らずに生活すること。 マサイ村での生活はまさにこれである。 電気はソーラー発電で、しかもそんなに精度の良いものでは無いため夜も薄暗い光の中で生活する。 スマホの充電は近隣の村までバイクで15分かけ…

マサイ村滞在記①

しばらく更新が滞っていた理由、それは電波がなかったから。私はとても元気です。 ザンジバル島から、ロマの家族が住んでいるマサイ村まで丸一日かけて移動。 ザンジバル島を高速フェリーで出発してダルエスサラームへ、そこからバスで6時間、その後トゥクト…

100記事目

年明けから描き始めたブログが三日坊主にならず、今日で100記事目となった。 連続して100日間描き続けられなかったけれど、100記事書けた事は少し自信になった。 文章を読むのが好きな子どもだった。 小学校に入学して教科書をもらったその日に国語の教科書…

旅先で病気になった話

これまで40カ国くらい訪れた事がある。意外にも体が弱く、環境が変わったり、少し睡眠時間が削られたらすぐ体調を崩す。 世界各国、行かないに越した事は無いが病院に行った経験でも書こうと思う。 まずイタリアで南京虫に刺されて、近所のクリニックに行っ…

夜遊びに興じた日

昨日帰ってきたロマが言った。 「今日の夜はみんなで遊びに行かない?」 自分の中のひとり旅の掟が発動しており日没後の一人行動は禁止にしていたので、夜にどこかに出かけるのは嬉しかった。 アパートの管理人チャズとロマとマサイの友達たちで遊びに行くこ…

もふもふ欲

ザンジバル島に来て2週間。 毎日海に行って散歩して昼寝するという毎日を過ごしている。最高の夏休みを満喫中だが、一つ困った事があるといえば愛猫めいこに会えない事だ。 めいこは2015年の4/12にうちにやってきた。 今年で丸8年、うちに来た時すでに6歳だ…

ロマの帰還

事故から1週間が経った昼下がり、ロマがひょっこり帰ってきた。 彼が帰ってきた時、私は朝の水泳と洗濯を終えて爆睡していたので感動の再会とは程遠かった。 「ただいま」 「…んあ?!」 ねむたい目を擦り、のび太くんみたいな3 3の目をロマに向ける。彼の足…